2026年4月


4月1日

「タクティカル・スクラム」の試験的導入

ワールドラグビー(WR)は本日、試合のエンターテインメント性向上とボール・イン・プレーの最大化を目的とした、大規模な試験的実施ルールの導入を通達しました。

その核心となるのが、スクラムの概念を根底から覆す「タクティカル・スクラム(=人数選択制スクラム)」です。

■ ルールの概要:
攻撃側のキャプテンは、スクラムの人数を以下の3つのフォーマットから任意に選択可能となります。
・スタンダード(8人): 現行通りのフルスクラム。
・ミディアム(5人): フロントロー+ロックのみ。
・ミニマム(3人): フロントローのみ。7人制と同様の形式。
※守備側は、攻撃側が選択した人数と同数で対抗する義務を負います。

■ 導入の背景とプレイヤーズ・ウェルフェア:
WRの発表によると、この変更は「FWD選手の過度な疲弊軽減」と「バックス展開のスペース創出」を狙ったもの。特に自陣22m内でのディフェンス側に対し、攻撃側が「3人スクラム」を選択することで、一気にワイドな展開へ持ち込む戦略が可能になります。

今秋のテストマッチ・ウィンドウから試験的に導入される見通しです。



このルール導入によりプレーの継続時間は現行より平均7分増加すると試算されているとのことですが、「スクラムの攻防こそがラグビーの華」と信じるファンや専門家からは猛烈な反論があるでしょうね。いよいよラグビーは、パワーの時代から「極限のチェス」へと変貌を遂げるのでしょうか?

エイプリルフール




4月2日

週末のお楽しみ(備忘録)

欧州チャンピオンズカップが戻ってきます。今週は Round of 16(ベスト16の準々決勝進出をかけた争い)です。

去年はタタフがいたボルドーが優勝しましたが、そのよしみで今年もボルドーを応援しています




4月2日

姫野が長期離脱することが発表された。

こういう時は大体2パターンに分かれる。

①ピンチの局面で体を張って背中を見せるリーダーが不在になると、試合の苦しい時間帯に集中力が切れたり、規律が乱れやすくなったりします。戦術以前の「踏ん張りどころ」で脆さが出てしまうパターン。

②絶対的な大黒柱がいなくなることで、他の選手たちに「自分がやらなきゃ」という自覚が生まれます。特定の誰かに頼るのではなく、一人ひとりが数パーセントずつ責任を上乗せすることで、結果として以前より組織力が強まるパターン。

トヨタ、ここで体張らなきゃ男じゃねえぞ!!




4月3日

今日は会社の若者たちと期初の決起会。
みんなで少し遠回りして大岡川沿いの桜を楽しみつつ野毛の居酒屋に。
ここからなら泥酔してもタクシー代はたかが知れてるので久々に爆飲み&爆カラオケする予定。 (嫁さんが寝静まった頃に帰ろう(笑))

皆さん、今週もお疲れ様でした!




4月4日

リーグワン2025-26 Div.1 #14
トヨタ 24 - 7 クボタ(前半 17 - 0)

魂は継承する。

トヨタが前半から攻守に気迫あふれるプレーを見せた。

守備では、低く突き刺さるタックルで両チームTOPの19回のタックルを成功させたFL三木を中心に、地元の朝日大学出身のFLロロヘア、No.8青木らがクボタのゲインを許さない。試合全体を通してもブレイクダウンで優勢に見えた。スクラムもラインアウトもモールも全て良かった。

攻撃では、全員が確実にゲインラインを切る。ラッチ(ボールキャリアーが相手DFに衝突する直前、または同時に、味方選手がそのボールキャリアーの腰やジャージを掴んで(ラッチして)一体化し、そのまま一緒に押し込むプレー)も効いていた。ミスやペナルティでどうしても攻撃が途切れがちなトヨタだったが、今日は継続的な攻撃が出来た。これまたFLロロヘアやCTBフィフィタやWTBテレアの突進を軸に、ゴール前での少ないチャンスを確実に得点に繋げた。SH茂野もエリアマネジメント含め、球出しも良かった。CTBモーガンもキックやカバーリング、そして後半早々のトライでチームに大貢献した。この大雨の中、前半ペナルティは僅か2つ。ハンドリングエラーも数えるほどだった。

気迫と集中力でクボタを圧倒したトヨタがボーナスポイントつきの勝利を挙げた。



一昨日、姫野の離脱でチームがどうなるかのポストをした。大黒柱を失ってズルズル後退するパターンと、全員が奮起しチームの結束が高まるパターン。今日は後者だった。勿論、気合やメンタルだけで勝てるほどリーグワンは甘くない。ただ気合やメンタルが無ければ、間違いなく勝てない。誰かが良いプレーをすると全員で喜ぶシーンが目についた。「プレーは出来なくても姫野をPOに連れて行こう」と誰かが言ったのかは知る由もない。ただチームの一体感をいつも以上に感じた。姫野の魂が受け継がれたように見えたトヨタの今季ベストゲームだった。



一方のクボタ。前半からトヨタのディフェンスの圧にやられた。この雨のゲーム、バックス展開よりもFWD中心で行くのは妥当だが、肝心のFWDがゲインを切れない。攻め手が無くてキックを蹴るか、あるいはミスでプレーが途切れた。そして肝心の敵陣ゴール前、少なくとも3つはノッコンでトライチャンスを逸した。あの冷静沈着なHOマークスまでもが苛立ってるのが象徴的だった。

SH藤原が負傷、ボタとブルブリングの両LOも欠場。SOフォーリーもWTB根塚も前半で退場した。それでも負けは負けだ。そして今後に不安の残るような負け方だった。ただクボタがこのまま終わるわけはない。来週はBYE。切り替えて修正して、また良い勝ち方を見せてくれると信じている。




4月4日

サントリー、2004-05シーズン以来の危機

今日、サントリーがホンダに負けた。これで3連敗。直近5試合で1勝4敗。第14節を終えて順位こそ暫定4位だが成績は7勝7敗。

トップリーグ開始以来、「大きな低迷」は3度目だ。今のチーム状況と残りの対戦相手を考えると、シーズン負け越しもあり得る。

もし負け越すようであれば、21年ぶりの屈辱だ。

昨シーズン辺りから兆しはあった。長年サントリーを見続けてるので、思い当たる要因はいくつもある。ただまだシーズンは終わっていないので、それはシーズン終了後の機会にでも。

このまま終わって良いのか、サントリー!!




4月5日

欧州チャンピオンズカップ Round of 16
トゥールーザン 59 - 26 ブリストル

歴史的な初対戦のこの試合。6度の優勝を誇るトゥールーザンは9トライを奪い、終盤に反撃を見せたブリストルを完膚なきまでに打ちのめし、満員のエルネスト=ヴァロンで準々決勝進出を決めた。

ブリストルは開始わずか5分でキャプテンのFLフリッツ・ハーディングが先制トライを挙げたが、それがきっかけとなり、トゥールーザンが猛攻を開始。20分以内にFLジャック・ウィリス、HOペアト・モーヴァカ(2回)、CTBカルヴィン・グルグが相次いでトライを決めた。

35分にはWTBマティス・ルベルはトライを決め、さらにグルグへのアシストも記録してハーフタイム時点で 40 - 7 とリードを広げ試合を決めた。

後半もルベルの2本目のトライやWTBテディ・トーマスの連続トライで、トゥールーザンはリードをさらに広げた。

ブリストルは終盤の奮闘で多少の慰めを得るのが精いっぱいだった。



ちなみにこの大事な試合。齋藤はメンバー入りすら出来ていないという現実。




4月5日

女子6Ns開幕まで、あと6日

大盛り上がりだった男子6Nsに続いて、女子6Nsが4/11に開幕します。

優勝候補大本命はレッドローズ(女子イングランド代表)。恐らく99%優勝すると思います。今のところ7大会連続で優勝しています。2位はフランスでしょう。3位以下はアイルランドが優位なものの少し混沌とするかもしれません。

ここのところ海外、特に欧州での女子ラグビーの盛り上がりは凄まじいものがあります。ラグビーワールドカップ後の英国では、女子ラグビーファンが794万人から1,321万人に増加したいう報道もありました。W杯決勝はアリアンツ・スタジアムに81,885人の観客を集め、女子ラグビーユニオン試合の最大観客動員数として、先日ギネス世界記録に認定されました。

ちなみに大会開幕戦の、ロンドンのアリアンツ・スタジアムで行われるレッドローズ vs アイルランド戦のチケットが、3/24の時点で70,000枚が売れています。男子のイングランドが6Nsでボロボロだったので、女子でその鬱憤を晴らしたいファンが沢山いるのでしょうね。

それにしても、国内リーグ戦もなく、国内大会も年に1, 2回の日本女子ラグビーは、一体いつまで指を咥えて見てれば良いんでしょうね、日本協会さん!!



さてレッドローズのメンバーですが、W杯優勝キャプテンのゾーイ・オルドクラフトが結婚して妊娠中なので、写真のミーガン・ジョーンズが本大会のキャプテンを務めます。バイスキャプテンはHOエイミー・コケインとFLアレックス・マシューズです。

HOラーク・アトキン=デイヴィスやLOアビー・ウォードなど、何人かスコッド外のメンバーもいますが、余裕でハイレベルの2チームを構成できるほどの選手層なので、何も問題ありません。7人の選手が初選出されましたので、早く試合で見てみたいです。勿論、レッドローズ以外のチームも従来の主力メンバー以外に新戦力が現れてるようですので、そちらも楽しみで仕方ありません。レッドローズ含め、実際に試合メンバーが発表されたら、詳しく見てみたいと思います。



恐らく本大会の様子は、女子ラグビー(特に海外)に興味が薄そうな日本のメディアではほとんど取り上げられないでしょうが、WOWOW様が初めて放送・配信してくれます。欧州女子ラグビーと日本女子ラグビーが、実力面・人気面・環境面でどれくらいの差があるのか、是非その目でお確かめください。

WOWOW様の女子6Ns情報はこちら




4月5日

リーグワン2025-26 Div.1
残り4節の対戦相手

・上位3チームの2位まで争い
・4~9位のプレーオフ争い
・10~12位の入替戦回避争い

1試合毎に状況が変わりそうですね。
推しチームはどうなりそうですか?
益々目が離せなくなってきました。




4月5日

ルイ・ビエル=ビアレがシックスネーションズ2大会連続でMVPを受賞した。

5歳でラグビースクールに入り、寝る時も楕円球を離さなかった少年は、フランス代表のスター選手から世界的なスター選手へと一気に駆け上がっている。目印の赤いヘッキャは、6歳の時に父親が中古のカンタベリーを買ってくれたもので、それ以来ずっとこのモデルを使っている。

代表27試合で29トライ。早くもフランス歴代トライTOP10の6位にまで上がってきている。気が早いが、大畑さんの世界記録(58キャップで69トライ)さえ抜けそうなハイペースと若さだ。

何度も書くが、ビエル=ビアレはまだ22歳。
前途洋々にもほどがある。




4月6日

美しすぎるトライ
リーグワン2025-26 Div.1 #14
パナソニック 42 - 15 キヤノン

まるで流れるようなパナソニックのトライだった。
ラストの8連続パスが美しすぎた。

ミッチェルのダイブも芸術点をプラスしている(笑)。




4月6日

女子6Ns開幕まで、あと5日

画像はレッドローズのアレックス・マシューズ。

FLもNo.8もこなす、世界最高峰バックローの1人。World Rugbyのベスト15を何度も受賞。

「前に出るキャリー+止めるタックル+走り続ける運動量」という勝つための基盤を高いレベルで兼ね備えた、現代的バックロー。

是非、注目してください。

WOWOW様の女子6Ns情報はこちら




4月6日

リーグワン2025-26 Div.1
第14節終了時観客数一覧

土曜日、雨の中で現地観戦された方々には頭が下がります。
本当にお疲れ様でした。





リーグワン2025-26 Div.2
第10節終了時観客数一覧

近鉄は順位もTOP、観客数もTOP!
来季はDiv.1で観たいです。





リーグワン2025-26 Div.3
第11節終了時観客数一覧

セコムが過去最多の3000人超え!
スリムクラブと山賀さんが盛り上げてくれたようですね。




4月6日

欧州チャンピオンズカップ Round of 16
ボルドー 64 - 14 レスター

ボルドーが超満員のホーム、スタッド・シャバン=デルマスで9トライを奪いレスターを圧倒した。

前半の猛攻は、6分のSHマキシム・リュキュのPGから始まった。20分にはFLキャメロン・ウォキがトライを決め 10 - 0 とした。そこから完全に流れがボルドーに傾き、前半終了までの12分間で4トライを連取した。まずFBサレシ・ラヤシがゴールラインを駆け抜け、続いてリュキュがゴールポスト下を突破。さらにWTBルイ・ビエル=ビアレとHOマキシム・ラモットがトライを決め、前半終了時点で 36 - 0と試合を決めた。

後半、レスターが闘志を見せて2トライを奪ったが、ボルドーはレイアシの2トライ(これによりハットトリック達成)含む4トライを追加。50点差という圧倒的な勝利を収め、準々決勝進出を決めた。ちなみに今日もビエル=ビアレは1人別次元だった。

準々決勝の相手はトゥールーザン。どっちが勝っても嬉しいけど、ボルドーを応援します。