2024年5月②


5月17日

プレーオフ・入替戦前夜祭
(という名の飲み会(笑))

メンバーはおバカ夫婦のやり取りを生で観たいと熱烈なDMでお誘い頂いたフォロワー女子3人組
わざわざ横浜まで来てくれるというのでこれから嫁さんと行って来ます

週末、皆さんの推しチームが勝ちますように
では時空を超えてカンパ~イ





普段偉そうに専門家気どりでラグビー語ってる奴が家に帰れば嫁さんに頭が上がらないただの酒好きアイドル好きのダメ親父だという事が女子たちにバレてしまいました
詳細を口外しないよう飲み代奢って横浜のお土産もあげました

でも女子たちも嫁さんもめっちゃ楽しそうだったので良かったです




5月18日

◆ 忠誠心

オールブラックスへの復帰も熱望されるモウンガ(BL東京)
「今年は異なる世界のラグビーに恩返しする」
(斉藤健仁)


特に印象に残ったのは画像の部分
こんな選手滅多にいない
準決勝はサントリーを応援するつもりだったがこれでどっちが勝っても満足できる




5月18日

D1/D2入替戦 #1
豊田自動織機 39 - 57 ホンダ

ホンダはD1最多失点
豊田自動織機もD2順位決定戦では3チーム最多失点
残念ながらそのデータ通り大味な試合になってしまった

ただこの試合で重要なのは勝利すること
そして超一流の選手(4トライのマテーラ)は大舞台ほど力を発揮することを痛感した

次は両チームとももう少しDF改善を望みます




5月18日

プレーオフ準決勝
パナソニック 20 - 17 キヤノン

前半からキヤノンは勇敢だった。ハラシリ、竹澤、小倉らが積極的に前に出続けたがパナソニックの青い壁の前に中々ゴール前までは行けない。前半のスタッツだけ見るとキヤノンが上回ったがやはりパナソニックは試合巧者。少ないチャンスで2トライ奪い前半を 13 - 3 でリードした。

いつものパナソニックであれば後半早々にトライを重ねあっという間に試合を決めてしまう。でも今日は違った。44分、キヤノンの敵陣ゴール前ラインアウト。前半少しミスが出たラインアウトも、替わって入った中村の正確無比なラインアウトスローから必殺のモールでトライを返す。田村のコンバージョンも決まって 13 - 10。直ぐにパナソニックはフロントロー3人を替えたがキヤノンの勢いは続いた。53分にはこの日絶好調の竹澤が左隅に飛び込み 13 - 15 とついに逆転。田村のキックも決まり 13 - 17。

ただ逆転されてからがパナソニックの真骨頂。56分のビッグスクラムでペナルティを奪いキヤノンの敵陣深くに入る。しかし梶村の渾身のタックルでノッコンを誘いピンチ脱出、かに見えたがすぐに松田がビッグゲインしデアレンデが逆転のトライ、コンバージョンも決まり 20 - 17。

ただまだ残り20分、キヤノンは誰一人諦めることなく攻め続ける。しかし、パナソニックも勝負所でガンター、ボーシェーがジャッカルを決めピンチを救う。試合はそのままノーサイドになった。

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試合を観終わって頭がボーっとした。身体中の震えが止まらなかった。気が付けば涙が溢れていた。自分がなぜ泣いてるのかが理解できなかった。少し落ち着くために近所の公園に行った。1時間くらい煙草を吸いながら目を閉じてゆっくり試合を振り返った。頭に浮かんでくるのはキヤノンの選手の映像ばかりだった。モリ、ナキ、ハラシリの突進。荒井の捌き。田村の紅蓮。竹澤の腰の強さ。梶村、クリエルのひたむき。。。ラスト数分、自陣ゴール前から鬼神のごとく表情で1mでも前に出続けるキヤノンの選手達。絶対王者に歯を食いしばり真正面からぶつかる選手達。カメラが時折アップで捉えるその表情に涙が溢れてきたことを思いだした。

点差は僅か3点。今までだったら点差以上に感じる、大きくて青い壁。でも今日は文字通り点差だけの力の違いだった気がする。パナソニックはいつものパナソニックではなかった。珍しく不用意な反則やハンドリングエラーを繰り返した。それだけキャノンの圧力、気迫が凄かったのだろう。しかしながら要所要所で守り切りトライを獲りきるパナソニック。これが王者たる所以か。

試合終了後、笑顔が多かったのはキヤノンの選手達だった気がする。間違いなくキヤノンの今シーズンのベストゲーム。特に奇をてらった作戦ではなく、この大一番で真正面から自分たちの持てる力を全て出し切った達成感・満足感のようなものを感じた。

この暑い中、最高のゲームを魅せてくれ、日本ラグビーの底上げをしてくれた両チームには本当に感謝しかない。





5月19日

プレーオフ準決勝
東芝 28 - 20 サントリー

今季のサントリーのキックの多さにずっとモヤモヤしていた
明らかなキックからのゲームメイク
その割にゲインメーターは5位
やりたいことと結果が伴わない

他チームのレベルが上がり想定を上回る攻撃力となったため安易にボールを手放す戦略が上手くいきにくくなったのではないだろうか

今日もそんな試合だった…


5月19日

10-FEET@横浜アリーナ

最高に楽しかった
RIVER終わりにTAKUMAが「幸せになれよ」って言ったけど最初から最後までずっと幸せだった




5月20日

カナダ女子代表が歴史を作った

PACIFIC FOUR SERIESでチーム史上初めてブラックファーンズを 22 - 19 で下し初優勝
世界ランキングもブラックファーンズを抜いて2位にあがるはず

とにかくカナダはDFとモールが強い
DFからリズムを作りアタックに繋げる

キーウーマンはサラセンズ(プレミア)でも活躍中のFL/No.8ソフィー・ド・ケーテ(推し)





5月20日

今日は有休
明け方までTOP14を観てたので先ほど起床
息子も嫁さんもいないので気ままに過ごすことにする

まずは昨日行った10-FEETのセトリ通りにプレイリストを作りそれをBGMに嫁さんが作っといてくれたカツ丼を食べながらパナソニック v キヤノンを観る

こういうのを幸せと言うのだろう




5月21日

昨日は有休が午後会社から急な呼び出し
聞けば某Prj.でトラブル勃発
責任者体調不良で不在の為
初動や報告書の文面チェック
その後対策検討し暫定対応実施
恒久対応までの仮日程をお客様と擦り合わせ
。。。
久々の完全徹夜で体力の衰えを痛感
もっと運動することを心に誓う←イマココ


5月23日

女子アジアラグビーチャンピオンシップ2024
ホンコン・チャイナ 12 - 29 サクラ15

1. 得点経過

8分:敵陣ゴール前スクラム。8→9からSO大塚 朱紗へパス、大塚が踏ん張りSH津久井 萌からWTB香川メレ優愛ハヴィリへパス、香川が見事なステップを踏んでトライ。大塚のコンバージョン成功。0 - 7。

26分:敵陣22mからのラインアウト。HO 谷口 琴美から先頭のFL長田 いろはへ短いスローイン。長田が直ぐに谷口へ戻し谷口が疾走。並走していた長田へラストパス。大塚のコンバージョンは失敗。0 - 12。

66分:大塚のPG成功。0 - 15。

68分:自陣22m少し超えた辺り。(途中出場)SH阿部 恵のパスが高すぎキャッチできず。ラックを作るもカウンターラックを食らいそのままゴール前に持ち込まれる。たまらずサクラ15が反則。クイックから仕掛けられる。数フェーズ耐えるも結局失トライ。コンバージョン成功。7 - 15。

71分:ピッチ左側の敵陣で反則を貰ったサクラ15。阿部がクイックタップから前進。ピッチ中央よりやや右にいた(途中出場)PR永田 虹歩がラックに物凄い勢いで駆け寄りそのままピックゴー。DF4人くらいを引きづりながらゴール前まで推進。その後ゴール前で数フェーズ重ねて最後はまたも永田がインゴールにねじ込む。大塚のコンバージョン成功。7 - 22。

77分:敵陣ラインアウトから大塚へパス。大塚が1人ループしてCTB畑田 桜子へオフロード。綺麗に抜けた畑田がそのまま走り切ってトライ。大塚のコンバージョン成功。7 - 29。

79分:またも自陣からの阿部のパスが繋がらず敵ボールに、たまらずサクラ15が反則で相手のアドバンテージ、そのまま攻撃され数フェーズ耐えるも結局失トライ。コンバージョン失敗。12 - 29。

2. 試合全体の感想

世界ランキングはサクラ15が11位、ホンコン・チャイナは18位。10分くらい試合を観て、40~50点差をつけてサクラ15が勝つと思った。それくらい力の差は歴然としている。終わってみればたったの17点差。原因はプレーの精度が低く仕留めきれなかったこと。細かいミスは置いといて、得点出来そうなシーンでのミスは以下の通り。

3分:敵陣ゴール前でパスミス
5分:敵陣ゴール前でキックパスが直接相手ボール
6分:敵陣22m内で被ターンオーバー
13分:敵陣ゴール前でラックアンプレアブル
15分:敵陣22m内、ピッチ左から大塚が逆サイドに完璧なキックパス、WTB安尾 琴乃が目測を誤り頭上を越される、これは決定的なチャンスだった
18分:敵陣22m内でノットリリース
30分:敵陣22m付近で連携が合わずパスミス
40分:ヘルドアップ
42分:この試合初めてくらいのLO吉村 乙華のクリーンブレイクで敵陣10m付近に進み、左につなぐもフォワードパス
60分:ピッチ右から大塚が逆サイドにキックパス、FL向來 桜子がバウンドを合わせられずに敵ボールに

世界ランキング10以内のチームがいずれも女子シックスネーションズで5試合、パシフィックフォーシリーズで3試合を重ねている中、サクラ15は今年初の試合。テストマッチは去年10月のWXV2以来。試合勘が薄れていたとも言えるが、3月から4度も強化合宿を繰り返してきたのだから、そんなのは言い訳にしか過ぎない。

あと気になったのはラインアウトモールで得点できなかったこと。ラインアウトモール自体は手応えを感じてたはずなのに仕留めきれなかった。

そしてエースCTB小林 花奈子がプレミアでリーグ戦の真っ最中、決定力の高いWTB/FBの松村 美咲、松田 凜日が不在だったため仕方ないと言えるが、BACKS陣の迫力不足は否めなかった。

3. 良かった点、選手

◆ タックル、スクラムは安定していた。

◆ ここ数年課題だったラインアウトが劇的に改善されていた。
 ・HO谷口のスロー:
  成功:2分、4分、5分、6分、12分、14分、18分、23分、26分、29分、33分、36分、50分
  失敗:16分、32分、37分、38分
 ・HO公家 明日香のスロー:成功:65分、75分、77分、失敗無し

◆ SO大塚のキック
 反則を貰ってのタッチキック、陣地挽回のためのキックなど数えただけで13回キックの機会があったと思うがその全てが飛距離も十分で効果的だった。

◆ SH津久井の相手の反則を誘うタックルが2回あった。

◆ ジャッカルも良かった。数えただけで6回はあったと思う。
 (途中出場)HO公家:3回、LO佐藤 優奈:2回、SO大塚:1回
 なかでも公家は56分から出たにも関わらず立て続けにジャッカルを決めた。

◆ 永田の貫禄
 SUPER RUGBY AUPIKIでブルーズの優勝に大貢献した永田。前に出る推進力の迫力が増してワールドクラスの選手であることを証明した。


5月23日

【先週の体育座り】

プレーオフ準決勝
パナ v キヤノン

試合開始直後からエンジン全開だったハラシリ
デヤハーが靴紐直してる間に体育座り
何かのキャラみたいで可愛すぎる




5月23日

女子アジアラグビーチャンピオンシップ

本大会の優勝チームは秋のWXV2と来年のW杯への出場権を獲得
日本女子ラグビーにとってそれくらい重要な大会

なのにどこを見てもリーグワン決勝と菅平合宿の記事ばかり
引きがあるのは分かるけど横並びで似たような記事書いて何が面白いのかね

選手達が不憫で仕方ない




5月23日

女子アジアラグビーチャンピオンシップ
ホンコンチャイナ戦

全トライシーン

8分:WTB香川メレ優愛ハヴィリ
26分:FL長田いろは
71分:PR永田虹歩
77分:CTB畑田桜子

香川は良い下半身してます
別ツイートでも書きましたが永田の突進も必見です
DF4人引き連れてグイグイ前に進んでます




5月23日

【先週の二度見】

プレーオフ準決勝
パナソニック v キヤノン

ハラシリが交代、ご苦労様
…と思ったらまたハラシリが入ってきた!
…と思ったらヴァカラヒだった(笑)




5月24日

Lenny Kravitzの6年ぶりNew Album「BLUE ELECTRIC LIGHT」発売

飲みの誘いを断り、夜メシも後にして、自宅のオーディオルーム(もどき)に籠る

Lennyが滑稽ながら魂をさらけ出すことが曲に現れている
ファンク・ギターや安っぽい歌詞で感情を伝えるところがいかにもLennyらしい
Lennyがブーツとレザーを履いて戦いを続けていることにどんなに勇気づけられることだろう




5月24日

欧州チャンピオンズカップ決勝
レンスター v トゥールーズ

いよいよ決勝
代表クラスがゴロゴロいる両チーム
ほぼアイルランド v フランス

レンスターは3年連続の決勝
ただ優勝は2018年以来遠ざかっている
トゥールーズは優勝した2021年以来の決勝

KOは日本時間で明日22:45
楽しみすぎる




5月25日

D1/D2入替戦
近鉄 v 浦安

風下の前半をリードし、ホームの大歓声が後押しする後半という最高の展開にも関わらず、ミスと反則で自滅する近鉄

D2降格も残念だけど、それよりチームの今後がもっと心配
この試合のスタメン平均年齢は30.13歳
ここ数年、若手が殆ど伸びてない
ゲニアもクーパーも36歳
いつまでもこの2人に頼ってないで数年単位で立て直して欲しい




5月25日

プレーオフ3位決定戦
キヤノン v サントリー

スクラムが少なくインプレー時間が長い好ゲーム
試合は紙一重だったが控えメンバーの差が後半のサントリーの逆転を呼んだと思う
試合後のアマナキ、堀越の涙は美しかった
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自分はこんなこと滅多に書かないけど、今日はどうしても我慢できないので書きます!
「J SPORTSの解説者2人(菊谷崇と後藤翔太)がはしゃぎすぎで滅茶苦茶ウザかった!!」




5月25日

ミスミさん

お疲れ様でした
勝手に表彰します(笑)
(連勝で表彰したかったけど)




5月25日

明日の決勝はトップリーグ時代の2015-16以来
動画を引っ張り出しビール片手に鑑賞

パナ 27 - 26 東芝
東芝がFWDで縦に推進しゲインラインを越えたところへクイックでオープンに仕掛ける
パナは青い壁となり僅かなチャンスを有効なキックで前に進む

リーチも堀江も若かった
明日も好試合期待してます




5月26日

欧州チャンピオンズカップ決勝
レンスター 22 - 31 トゥールーズ

この日ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムに集まった観客は61,531人。80分間のハイクラスなラグビーを見に来たのに、少なくとも100分間を見ることになった。

トゥールーズが最初のアタックでトライを獲りそうになったり、レンスターが最後まで奮闘したりと、試合は最初の1分から最高レベルの激しさで展開された。ノーマルタイムではトライはなかったが、両チームとも何度かトライラインまであと一歩のところまで迫った。トゥールーズのFB、スコットランド代表のブレア・キングホーンとレンスターのWTBジョーダン・ラモーアが、それぞれのクラブを救うべくトライセービングタックルを炸裂させた。他にもゴール前でのトゥールーズのSHアントワーヌ・デュポンとレンスターのSHジャミソン・ギブソン=パークのマッチアップや、レンスターのSOキアラン・フローリーのあわや決勝のドロップゴールなど見応えは尽きなかった。

延長に入り、レンスターのWTBジェームズ・ロウのイエローで出来たスペースにトゥールーズのWTBマティス・ルベルが競り勝ってこの試合のオープニングトライを決めた。その後、レンスターも途中出場のFLジョシュ・バンダーフリアーが1本返したが、トゥールーズのFBトマ・ラモスがPGを繰り返し決着した。

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壮絶な試合だった。満足感が半端ない。両クラブが100分を超えるワールドクラスのラグビーにすべてを捧げた、大会史上最高の試合の1つとして間違いなく後世に語り継がれるだろう。試合前の熱気もさることながら、試合終了のホイッスルが鳴り響いた後のスタジアムは、まさに熱狂の渦に包まれた。

延長戦で決着がついたのは、1996年、2005年に続いて3度目。信じられないことに、この3回ともトゥールーズが制し、大会では史上最多の6度目の優勝を果たした。

やっぱりデュポンは史上最高の選手だった。セブンズに寄り道した時はどうなるかと思ったが、この大一番で最高のパフォーマンスを魅せてくれ、この試合と大会のMVPを獲得した。デュポンが率いるこのチームが、なぜヨーロッパの究極の王者であるかを証明した。





5月26日

もうすぐ始まりますね
気分を盛り上げるために2015-16決勝のラストワンプレー置いときますね
今日も激アツな試合になりますように




5月26日

プレーオフ決勝
パナソニック 20 - 24 東芝

1. 試合経過

パナソニック(以下パナ)が試合開始からフルスロットルで飛ばす。2分、ゴール前まで迫り、ラックサイドをSH小山 大輝が潜り込むが、東芝FLリーチ マイケルとSOリッチー・モウンガが阻止しゴールラインドロップアウト。再開のボールをパナWTBマリカ・コロインベテが突進。東芝が堪らずノットロールアウェイ。5分、パナSO松田 力也がPGを沈め先制。パナ 3 - 0 東芝。

7分、ボールが暴れる中、東芝FL佐々木 剛が快足を飛ばしライン際を疾走するも、パナFLラクラン ・ボーシェーがタッチに押し出す。続けてパナが攻める。パナFLベン・ガンターが大きくゲインしフェーズを重ねる。東芝がまたまたノットロールアウェイの反則。パナHO坂手 淳史キャプテンが珍しくクイックタップで仕掛ける。坂手キャプテンがこの試合に賭ける意気込みを相手チーム、自分のチーム、観客に見せつける。しかしゴール前まで迫るも東芝が食い止める。松田が左オープンに回しパナFB山沢 拓也がトライラインに迫るも、またもリーチが手を差し込みゴールラインドロップアウト。

17分、東芝がスクラムで勝ってようやく自陣を脱出…かに見えたがモウンガのキックはノータッチ。パナの怒涛の連続攻撃の前に東芝がサイドエントリー。20分、松田がPGを沈め追加点。パナ 6 - 0 東芝。

ここまでは完全にパナペース。東芝は自陣に釘付けにされる。

21分、ようやく敵陣に入った東芝のラインアウト。モウンガが一瞬のスキをつき、WTBジョネ ・ナイカブラへオフロード、そしてFB松永 拓朗からWTB桑山 淳生へボールが渡る。ラックからボールを受けたCTBマイケル ・コリンズがゴールへ疾走しHO原田 衛へラストパス。繋がればトライだったがコリンズの後ろからボーシェーが手を掛けフォワードパスを誘う。

22分、相手ゴール前スクラムで東芝がビッグスクラム。パナのコラプシングを誘う。試合の流れが「カチッ」と変わる音がする。モウンガはPGを狙わずに迷わずタッチへ。ゴール前でパナが反則、東芝が今度はスクラム選択。右へ大きく展開、松永が引き付けてナイカブラにパス。ナイカブラがDF3人を引きづりながら手を伸ばし執念のトライ。地響きのような歓声が国立を包む。難しい角度をモウンガが沈めて逆転。パナ 6 - 7 東芝。

引き続き東芝が近場をアグレッシブに崩しながら機を見て大外の松永やナイカブラに展開する。往年の強い東芝の戦い方を彷彿とさせる。珍しくパナが反則を繰り返す。今度は冷静にショットを選択。35分、モウンガがPGを沈める。パナ 6 -10 東芝。

38分、またしてもモウンガが抜け出し松永に芸術的なオフロード、松永がナイカブラにパス。右ライン際をナイカブラが疾走する。後ろからコロインベテが追いかけ捨て身のハイタックル。結果はイエローカード。東芝のチャンスは続く。ゴール前ラインアウトから東芝はモールでは崩せず展開する。しかしここでチームを救うパナCTBダミアン ・デアレンデのジャッカルが炸裂する。このまま前半終了。

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パナは前半スクラムが劣勢だったと見るや後半頭からフロントロー3人を交替。HO堀江 翔太、PRクレイグ ・ミラー、PRヴァル アサエリ愛がピッチに飛び出す。

45分、モウンガが50:22を鮮やかに決める。ラインアウトのボールがルーズになったところナイカブラが誰もが予想だにしなかったが、ほんの少しだけ空いた右タッチライン際を疾走しトライ。なかなかあのスペースを走りきるトライは観たことがない。またも難しい角度をモウンガが決め パナ 6 - 17 東芝。

まだまだ東芝の時間帯は続くと見えたが、パナの攻撃の前に東芝が反則を繰り返し始め、徐々にパナの時間帯となる。

56分、反則を得たパナ、ゴール正面でスクラム選択し仕掛けるが、痛恨のノッコンで東芝はピンチ脱出。

59分、東芝がリーグワン最強のフロントローにスクラム勝ち。しかしモウンガのPGは不成功。試合の流れが行ったり来たりするのを感じる。

残り20分、ここからがパナの真骨頂。

63分、松田が東芝DFの裏にキック。WTB竹山 晃暉が足にかける、ボールはゴール前まで転がるが、松永がスーパーセーブ。…したかに見えたがガンターがボールを奪い獲りそのままゴールラインに手を伸ばす、まさに起死回生のトライ。いつもはクールなガンターの雄叫びが国立に響き渡る。難しい角度を松田が沈める。パナ 13 - 17 東芝。

流れは完全にパナへ。

68分、山沢のキックパスを前半イエローを貰ったコロインベテが執念でキャッチしゴール前へ、サポートしてきた小山が逆転のジャンピングトライ。松田のコンバージョンも決まりパナ 20 -17 東芝。

残り10分、普通のチームならここで力尽きるが東芝は違った。途中出場のCTB眞野 泰地がモメンタムを作り出しフェーズを重ね前へ。そして13フェーズ、こちらも途中出場のWTB森 勇登が大外の松永へパス。松永が内に返してナイカブラが繋ぎ森へラストパス。東芝が再逆転。モウンガが沈めて パナ 20 - 24 東芝。

75分、逆転を許した後のパナが真価を発揮する。フェーズを重ねに重ねた16フェーズ、山沢からのパスを受けた途中出場のWTB長田 智希が執念のグラウンディング。パナが再度逆転に見えたが、TMOの末、途中スローフォワードがあり、トライはキャンセル。

試合はそのままノーサイド。東芝が14シーズンぶりの優勝を決めた。

2.感想

国立に詰めかけたリーグワン最多となる56,486人のファンの前で、両チームが歴代最高のファイナルを見せてくれた。

伝統の強固な防御に加えて、ボールを奪い返してのカウンター攻撃は、昨季まで以上のスピードと厚みのあるサポートを見せ、得点力をも増幅させ、リーグ戦16戦全勝と他を寄せ付けなかったパナソニック。

そして王者に真正面から挑戦した東芝。今季加入したモウンガとFLシャノン・フリゼルがチームの戦力アップになったのは間違いない。ただ就任から5シーズン目のトッド・ブラックアダーHCは、今日までにじっくり選手を育ててきた。日々挑戦を続ける全ての選手に対して、コーチとして可能性を信じ、期待を注ぎ続けてきた成果が、王者の背中を捉える位置にようやく辿り着いた。そして今日の試合、練り上げた周到な準備、ゲームプランの遂行、自分とチームを裏切らない精神力、何%かの幸運。それら全てが結実し優勝の大輪を咲かせた。

恐らく現時点で最強のスクラムを組み、その全員が走れるフロントロー、
ラインアウトは勿論、東芝らしく身体を張り続ける両ロック、
そしてこちらも走力抜群のワークレート激高のバックロー、
全員が溌溂として決定力の高いバックス陣、
そしてその全てを司るハーフ団。

はっきり言ってパナとはまだ実力差はあると感じる。しかし一発勝負の大舞台で誰一人臆することなく、王者に立ち向かい優勝を勝ち取った姿はお見事としか言いようがない。

本当に決勝に相応しい、歴史に残る決勝を見せてくれた両チームには心から感謝しかない。そしてリーグワンと日本ラグビーをここまで高いレベルまで引き上げてくれた両チームの益々の発展と、来季、他のチームがこの2チームに肉薄してくれることを願わずにいられない。

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蛇足:もし自分がTMOなら、スローでも判断が微妙なスローフォワードは華麗に流したことだろう。




5月26日

【完全燃焼】

25(土)12:05
3位決定戦:キヤノン 33 - 40 サントリー

25(土)20:00
プレミア女子首位攻防戦:サラセンズ 33 - 31 グロスター

25(土)22:45
欧州CC決勝:レンスター 22 - 31 トゥールーズ

26(日)15:05
決勝:パナソニック 20 - 24 東芝

ラグビーの神様、ありがとう




5月27日

「今日のパフォーマンスは神様のおかげ」

-- ジョネ・ナイカブラ




5月27日

黒ひげ危機一発!?





5月27日

フォロワーさんから連絡あり
「ワーナー・ディアンズのXを見て下さい」

確認すると。。。

先日の自分のリーチの胴上げポストが先頭でリポストされている(笑)
他にもっと重要なポストがあっただろうに

ディアンズ、もっと応援することに決めました




5月28日

誕生日おめでとう
益々いい年(歳?(笑))になりますように

これからもロック&ラグビーを楽しんでね




5月28日

勝手にイングランド戦メンバー予想

良かったら皆さんのも教えてくださいね
後で当たったから偉いとか偉くないとか
そんなことはどうでもよくて...
いまいま妄想するのが楽しいと思うので




5月30日

【今日の会話 / 秘書編】

私 「言い忘れてましたけど、今日16時から打ち合わせがあるので外出します」
秘書「承知しました。私も同行しますか?」
私 「いえ、まだ顔合わせの段階ですから大丈夫です。そのまま直帰しますので、何かあれば電話してください」
秘書「承知しました。(…またラグビーかな?)」




5月30日

SUPER RUGBYのメルボルン・レベルズが財政難のため今季限りで活動休止を発表した
PRトゥポウをはじめ、No.8レオタ主将、SOゴードン、FBケラウェイら好きな選手も沢山いる
皮肉にも今現在レベルズはチーム史上最高の7位でPO進出を決めている

切ない、あまりにも切なすぎる

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クラブ声明

本日、メルボルン・レベルズは2024年シーズンをもって、当面のスーパーラグビー・パシフィックでの活動を終了することが決定しました。

会員の皆様、ファンの皆様、パートナーの皆様、そしてサポーターの皆様、ありがとうございます。

私たちは皆、最も厳しい状況の中で、過去最高の成功を収めたシーズンを送り出した選手、コーチ、スタッフを大変誇りに思っています。

過去14年間にわたる皆様の揺るぎないご支援に深く感謝しております。特に今年は、試合へのご出席とサイドラインからのサポートが、困難な時期にチームを元気づけてくれました。

今年の私たちの旅路は激動のものでしたが、皆さんのおかげで乗り切ることができました。

しかし、まだ終わったわけではありません。史上初のファイナル・キャンペーン(プレーオフ)です。私たちが最後の最後まで戦い抜くために、皆さんは私たちと一緒に応援してくださることでしょう。

心から感謝します。

常に戦い//常にレベルズ(反逆)



Lennyの#ラグビー豆知識

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