小さなライオン - ファフ・デクラーク 🎦
2026年4月14日
デクラークが今季限りでキヤノンを退団することを発表しました。
デクラークの日本でのプレースタイルは、スプリングボクスで見せる「堅守」のイメージを土台にしつつ、リーグワン特有の展開の速さに適応した「超攻撃的なゲームメイク」が大きな特徴だと思います。
◆ 攻撃のテンポを作る「仕掛け」
・ラックサイドの隙を見逃さず、自らボールを持ち出してディフェンスを揺さぶる動きがキヤノンのアタックの起点となりました。
・小柄ながら驚異的なスピードとパワーを兼ね備え、高い得点能力も発揮しました。
◆「超攻撃的」なディフェンス
・相手のパスコースやキッカーに猛然とプレッシャーをかける「ラッシュディフェンス」が代名詞です。
・相手のコンバージョンキックに対しても全速力でチャージに走り、ミスを誘発してチームの士気を高めるなど、守備から流れを引き寄せるプレーが目立ちました。
◆ 卓越したゲームコントロールと戦術眼
・「次の次の手」まで読む戦略的な頭脳を持ち、状況に応じた正確なボックスキックやロングパスで陣地を設計しました。
・沢木監督が標榜する「アタッキング・ラグビー」に即座にフィットし、持ち前の判断力で試合のテンポを支配しました。
◆ 無尽蔵のスタミナと献身性
・試合終盤まで落ちない運動量でピッチの至る所に顔を出し、攻守両面で泥臭くチームを支える姿勢は、多くのファンを魅了しました。
2022-23シーズン以外は怪我に悩まされましたが、ラストシーズンの今季、まだデクラークには大きな仕事が残されています。今季のキヤノンは、デクラークが注入した「勝者のメンタリティ」をなかなか発揮できずにいますが、残り試合、デクラークと共に意地を見せて欲しいです。
シーズン途中ではありますが、クラブのプレゼンス向上と人気拡大に寄与したデクラークへの感謝の意を込めて、リーグワンでの全トライシーンをまとめましたので、よろしければご覧ください。
◆ 2022-202
・第5節 NEC戦
・第6節 パナソニック戦
・第13節 近鉄戦
・PO3位決定戦 サントリー戦
◆ 2024-2025
・第1節 東芝戦
◆ 2025-2026
・第1節 静岡戦
・第12節 神戸戦(ハットトリック)
・第13節 トヨタ戦
ちなみにデクラークが移籍するチーターズについては、南アフリカラグビー事情に精通している杉谷健一郎さんのコラムをご覧ください。
【南アフリカコラム】流浪の民、トヨタ・チーターズ。
(2025.04.15 / JustRUGBY)