438 ワールドラグビー殿堂入り
2023年10月10日
10月29日にパリ開催されるWRアワードにて新たに5人が殿堂入りするとのことです
◆ ダン・カーター(ニュージーランド)
テストマッチで最多得点記録保持者(1,598点)として君臨し、近年で最高の選手の1人であることは疑いの余地がありません
フライハーフとして卓越した戦術家であり、世界クラスのゴールキッカーでもありました
ディフェンスを切り崩すスキル、敏捷性、スピードを持つだけでなく、他の選手へのトライアシストも行いました
WR男子15年間最優秀選手賞を2005年と2012年にも受賞しており、代表引退前最後となったRWC2015の直後に、チームメイトのリッチー・マコウに並ぶ史上最多の3度目となる受賞を果たしました
◆ ティエリー・デュソトワール(フランス)
RWC2011での活躍が認められ、WR男子年間最優秀賞に選出された2人目のフランス人選手となりました
タックルの能力を高く評価されたデュソトワールはフランス代表をRWC2011の決勝戦まで導き、フランスの唯一のトライを決めました
オールブラックスが 8 - 7 で試合を制したにも関わらず、彼はイーデンパークでPOTMに選ばれました
◆ ジョージ・スミス(オーストラリア)
2000年11月に20歳でテストデビューを果たしたあと、ほぼ間違いなく、ラグビーにおける初めてのオープンサイドのスター選手となりました
彼の初めてのテストマッチでは、スタッド・ド・フランスで行われたフランス戦に18-13で勝利しており、国際舞台における初期にも、B&Iライオンズに連勝し、トライネイションズでも一度優勝する成果をあげています
スミスは、スーパーラグビー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに4回選ばれたブランビーズ、また、RCトゥーロン、東京サントリーサンゴリアス、スタッド・フランセ・パリなどでの輝かしいクラブキャリアを謳歌しました
近代ラグビーにおける偉人としての地位を確固たるものとして、2019年に引退しました
◆ ファン・マルティン・エルナンデス(アルゼンチン)
「魔術師」(スペイン語で“El Mago”)と呼ばれるエルナンデスは、1世代に1人と言われるスキルセットを持つ素晴らしいオールラウンダーで、試合をいとも簡単にこなしているように見せました
彼は35歳になるまで世界を舞台にラグビーをプレーし続け、74回のテストマッチに出場した後、2017年に引退しました
◆ ブライアン・ハバナ(南アフリカ)
RWC2007での南アフリカ優勝に素晴らしい貢献をしたことで、その年のWR男子年間最優秀賞に選出されました
かつてチーターと短距離競走で対決したことで有名な、電光石火の速さを誇るウィングは、フランス大会において最多トライ数記録と並ぶ8トライを決め最多トライ・スコアラーとなりました
RWC2011では2トライを挙げ、スプリングボクス史上最多トライ・スコアラーとなり、最後のワールドカップとなるRWC2015で5トライを決めると自己の総トライ数を15に伸ばして、 ジョナ・ロムーが持つワールドカップ大会記録タイを記録しました
ゴールデン・ライオンズの成果で印象を残した後、2005年ブルズに入ると、ハバナのキャリアはたちまち飛躍しました
2007年と2009年にスーパーラグビーおよびカリーカップで優勝し、そこから数々の優勝トロフィーを獲得したキャリアが始まりました
ストーマーズに移籍すると再びスーパーラグビーの決勝に進出し、今回はウェスタン・プロバンスとして2度目のカリーカップ獲得に成功し、南アフリカでのキャリアを終えました
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