401 日本ラグビー界の宝 - トンプソン ルーク


2023年5月27日

トモさんが引退する

日本代表キャップ:71(歴代7位)
日本代表初のW杯4大会連続出場
日本代表最年長キャップ:38歳6か月4日
日本代表選手W杯最多出場試合数記録:14
ラグビーマガジン2015年12月号『読者が選ぶW杯MVP』で断トツ1位

トモさん語録まとめてみました

沢山沢山お疲れ様
沢山沢山ありがとう



年代不明

「年齢はただの数字。心がいちばん大事。」

「僕はめっちゃラグビーが好きね。」

「僕は足が速くないからタックルを沢山する。」

「世界の人たちは日本代表のプレーを通じて日本という国を知るわけだから、桜のジャージを着るというのは、めっちゃ特別なこと。」

「生まれた国は関係ない。僕らには日本のプライドがある。」



2015年トークライブにて

「22歳で日本に来た時、最初は三洋電機に入った。本当は2年したらニュージーランドに帰ってオールブラックスを目指そうと思っていました。でも日本の人はみんな優しかった。僕の家族にも優しくしてくれた。近鉄に移っても、みんな優しかった。日本代表にも入り、2011年のW杯の前に日本国籍を取得しようと思った。いろんな理由があるけど、日本代表でプレーすることは特別だし責任も重大です。日本人のため、友達のため、家族のため、会社のためプレーしたい。日本人として日本代表でプレーしたかった。それと日本で産まれる子供に日本の名前をつけ、日本の歴史、文化を理解し、ルーツを忘れないようにしたかった。」



2015年W杯直前

「最初のW杯に出た時(2007年)、僕はまだニュージーランド人だったけど(2010年に帰化)、桜のジャージを着る人間に国籍は関係ない。」



2015年W杯南アフリカ戦、終了間際のペナルティーキックでスクラムを選択する際、円陣でFWD陣にかけた言葉

「歴史変えるの、誰?」



2015年W杯直後

「新しい歴史を作ることが出来た。キンちゃん(大野均)は4年後も大丈夫だけど、僕はおじいちゃんだから無理です。ちょっと寂しいけど、これが僕の最後のテストマッチです。」

「心がけていたのは次のプレーに集中することだけ。倒れたらすぐ立って走る。その繰り返しの先に(南アフリカ戦の)勝利があった。」



2017年6月、ジェイミーから1本の電話が。大野均を含めロック人に怪我人が続出、アイルランドとの第1戦で大敗していたこともあり、次戦の出場要請を受けた

「キンちゃんの代わりだから頑張るよ。」



2019年W杯直前

「日本国民のためにプレーする。」



2019年W杯スコットランド戦後、インタビュアーが日本初のベスト8の喜びを期待して話を振った時の最初に出たコメント

「ベスト8は小さいこと。被害(水害)にあった方にお見舞い申し上げます。」



2020年1月19日、トモさんの(一度目の)最終戦。近鉄 69-0 でのラストプレー。ボールをタッチに蹴りだせば試合終了。そでも近鉄が攻め続けたのはトモさんにトライを獲らせたかったため。そして敵陣ゴールライン付近で形成されたラック。SHライアン・ローレンスは迷うことなく右斜め後方にいたトモさんへパスを送る。14,599人のファンが期待を込めて腰を浮かす。でもトモさんが選んだのはSO正面健司へのパス。さらに正面からパスを受けたFBセミシ・マシレワがトライを決めた。

「もちろんやりたいけど、足遅いの。10年前ならチャンスがあったけど。チームが勝ったら、僕のトライはしょうがないです。」



同日の引退会見にて

「ちょっと疲れた。だから変な日本語でごめんね。今日は特別な日。チームが勝って優勝した。それが一番大事。だからうれしい。僕の最後の試合、たくさんのすごい応援、信じられへんし、ちょっと寂しい。16年間も日本でプレーした。むちゃ無い時間だよ。僕の人生にはずっとラグビーがあった。これから新しいチャレンジ。楽しみだけど、ちょっと緊張もある。でも、今日はすごく誇ります。」



2023年5月25日、浦安D-ROCKS公式HPでの挨拶

「今シーズンで現役を引退することといたしました。引退をするのは少し寂しいですが、浦安D-Rocksの一員としてプレーができとても楽しかったです。ファンの皆さん、チームメイトの皆との特別な思い出がここにはたくさんあります。ファンの皆さんこれからは僕と一緒に浦安D-Rocksを応援しましょう!ありがとうございました。」



2015年W杯 - 実況:矢野 武さん

「トンプソン ルーク、泣けてくるほど頑張る男です。」



2015年W杯 - 解説:藤島 大さん

「試合の途中、トンプソン ルークを日本ラグビーの誇りと感じた。試合後、そうではない。トンプソン ルークは、ラグビーを知ってしまった者の自慢なのだ。」




Lennyの#ラグビー豆知識

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