335 ナンシー
2022年10月4日
男子のRWCの優勝カップは、ラグビーの由来となったウェブ・エリス少年から「ウェブ・エリス・カップ」と呼ばれていますが、女子の優勝カップは一部で「ナンシー」と呼ばれています
※ただこれはブラックファーンズがつけた名前なので、世界中で呼ばれてるのかは不明
◆ ナンシー・ウェイク
1912年、ニュージーランドのウェリントンで生まれたナンシー・ウェイクは、第二次世界大戦末期にイギリス特殊作戦執行部に所属していたエージェントである。彼女はフランスレジスタンス組織マキのリーダー的人物で、連合国から最も勲章を授与された婦人軍人の1人である。
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2017RWCの前、ブラックファーンズのコーチ、グレン・ムーアは選手達に言った。
「君たちにはロールモデル（考え方や行動の規範となる人物）がいます。名前は、ナンシー・ウェイクです。彼女について出来る限りのことを調べて欲しい。よく調べて、私たちに報告してください」
選手達は、ナンシーについて調べたことをグループごとに発表した。ポイントは「ナンシーのスタンダードは、仕事を成し遂げるためには何をしなければならないかを常に考えていた」ということ。それ以降、トーレニングの時、オフの時、ナンシーの言葉や行動がチームのテーマになった。
ブラックファーンズは、アイルランドのダブリンで行われた2017RWC決勝戦で、イングランドを 41 - 32 で破り、5度目の世界一に輝いた。
みんなで受け取ったトロフィーの名前を決める時、その答えは明らかだったという。
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