318 日本代表選手のエピソード集

	木津 悠輔（トヨタ） 体格を見込まれ、中学時代に具智元の母校の日本文理大付属のラグビー部に誘われたが、地元の由布高校に進学したため、全国大会とは無縁だった。2019年6月の宮崎合宿前には、「自分の原点」と高校に指導に行った。合宿の休みの日は同期の選手たちと外出。好きな食べ物は唐揚げ、よく行くお店は由布駅前にある「焼肉五番館」だという。
	森川 由起乙（サントリー） 5人兄弟の真ん中で、すぐ上の兄は青森山田高校で甲子園出場経験がある。上2人は野球、自分と2人の弟はラグビーをやっていため、1ヶ月のお米の消費量が110kgだった月もあるとか。森川は母方の姓で、今季から弟のHO呉 季依典が東京サンゴリアスに加入し、一緒にスクラムを組む機会もあった。コロナ禍の自粛期間中は妻と家でヨガをやっていた。
	三浦 昌悟（トヨタ） 愛犬はミニチュアシュナウザーの「ベル」ちゃん。3人兄弟の末っ子。旅行が好きで、目標は47都道府県を旅行で訪れることだという。好きな食べ物は甘い物、ラーメン、米（あきたこまち）、ジンジャーエール。
	海士 広大（クボタ） 「海士（あま）」とも呼べる名字は、もともと先祖が和歌山で海士さんをやっていたことに由来するという。「海士」（かいし）という名字は全国で70軒ほどだという。愛称はカメックス。特技は大食いチャレンジ。漫画を読むことが好きで、「HUNTER×HUNTER」などが好き。好きな映画は「最強のふたり」。友人と北関東への旅行予定を立てていたところ、NDSに招集された。
	坂手 淳史（パナソニック） 地元・京都に帰ると必ずと言っていいほど母校・京都成章高校の指導に行くという。2019年ワールドカップ後には、京都にゆかりのある4選手とともに京都新聞大賞を受賞。パナソニックの同期の藤田慶和、金田瑛司らとは京都中学選抜で一緒だったため仲がいい。コーヒーを飲むことが好きで、自らいれることもあれば、チームメイトと「コメダ」などのカフェに行くことも。他の趣味は読書や映画鑑賞。好きな言葉は「継続は力なり」。
	橋本 大吾（東芝） 趣味は釣りとツーリング。遠征には入浴剤を持っていくという。1学年下で、今回、一緒に日本代表に選ばれたSO山沢拓也（埼玉パナソニックワイルドナイツ）は中学、高校、大学の後輩にあたる。尊敬するのは元チームメイトでオールブラックスCTBのリチャード・カフイ。
	堀越 康介（サントリー） 好きな言葉は「意志あるところに道は開ける」。自慢の筋肉は胸筋で、柔道では黒帯を持っているという。子どもの頃は大工さんに憧れていた。アニメ映画「風立ちぬ」の主人公のモデルとなった零戦の設計者・堀越二郎は遠縁にあたるという。好きな食べ物はエビ、嫌いな食べ物は漬け物。愛称は「ホリ」。
	日野 剛志（ヤマハ） 高校時代は3年間、東福岡に負けて花園に出場できなかった。好きな言葉は「身殺仁為」。大型自動二輪車、船舶2級の免許を持っている。試合前にMr.Childrenの「蘇生」を聞いてテンションを高めている。コーヒーが好きで、浜松餃子や、「さわやか」のハンバーグも好き。最近は韓国ドラマにはまっている。愛称は「ひのちゃん」。昨季から同志社大のスポットコーチとしてスクラムを強化している。今年、選手会の会長に就任した。
	サナイラ・ワクァ（近鉄） 亡父もサナイラ・ワクァという名前だったため、その息子であるため愛称は「ジュニア」。初めてフィジーを離れてニュージーランドに来たときは、小さなリュックサックとラグビーシューズ1組だけしか持って行かなかったという。
	辻 雄康（サントリー） 元プロテニス選手の松岡修造さんの甥っ子ということはよく知られている。FB丹治辰碩（埼玉パナソニックワイルドナイツ）とは中学・高校・大学と一緒にプレーした仲だ。座右の銘は「Never give up」。好きな食べ物はパクチー。愛称は「たかやす」「じーつー」。
	ベン・ガンター（パナソニック） 母の出身地であるタイで生まれた。そのためアジア枠でトップリーグに出場が可能だった。1歳でオーストラリアに移住し、養父母の下で育てられた。姉が3人いて、甥や姪を可愛がっている。オーストラリアのスーパーラグビーチームから声がかからず、パナソニックに入団できなければ軍隊に入っていたとか。好きな食べ物はミートパイ。趣味はフィッシング。愛称は「ガンちゃん」。
	古川 聖人（トヨタ） 同期のLO秋山大地、SH福田健太とは、U17日本代表でもチームメイトだった。昨季、トヨタ自動車に在籍したフーパーには、やはり大きな影響を受けたという。好きな食べ物はラーメンやオムライスで、チームメイトのHO彦坂圭克とラーメン屋巡りをしているという。春は花粉症に苦しむ。座右の銘は「小事大事」。リラックス方法は温泉に入ること。愛称は「まさと」「リーダー」など。
	ファウルア・マキシ（クボタ） 高校時代に毎日勉強した成果もあり、日本語が堪能で関西弁を操る。好きな食べ物は豚骨ラーメンと、母国トンガで食べる豚の丸焼き。愛称は「ルア」。5歳と2歳の息子がおり、家族で過ごす時間を大切にしている。
	テビタ・タタフ（サントリー） 3男7女の10人兄弟の1番上の長男で、1番下の妹は20歳離れているという。実家は農家だ。好きな食べ物は焼肉とお寿司。愛称は「テビ」だが、家族からは「ティー」と呼ばれているという。
	齋藤 直人（サントリー） 早稲田大学で大学選手権に優勝したが、直後にサンウルブズの別府合宿に行く飛行機の中で、ノートを書いてマインドセットを変えた。練習の虫で、暇さえあればラグビーのことを考えて練習している。サントリーに入り、オンとオフの切り替えも大事にしようと自粛期間は映画などを見ていたが、結局、ラグビーを見ることに落ち着いた。現在、英語の勉強中。甘いものが好きで梅が苦手。実家にいる愛犬とふれあうことがリラックスになっているという。
	中嶋 大希 （神戸） ラグビーを始めたのは、野球部だと坊主頭にしないといけなかったことと、4歳上の兄が高校でラグビーを始めたことがきっかけだった。試合前にリンゴジュースを飲むことがルーティーン。観葉植物が好きだという。
	小山 大輝（パナソニック） 埼玉パナソニックワイルドナイツの試合メンバーでは少なくなった社員選手だ。特技は北海道出身者らしくスキーで車も好き。愛称はパーマをかけた髪型が海外アニメのキャラクターに似ていたことから、チームメイトにつけられた「ボビー」だ。
	中尾 隼太（東芝） 大学時代に小・中・高の教員免許を取得したように、今でも勉強熱心で語学や資格などの勉強をしているという。鹿児島大学出身者としては中尾以外に、昨年度まで宗像サニックスでプレーしていたFL下山翔平もいた。SH藤原恵太（豊田自動織機シャトルズ愛知）が移籍してしまったため、東芝での同期はいなくなった。尊敬する選手は元東芝で日本代表の廣瀬俊朗さんだ。好きな言葉は「置かれたところで咲きなさい」だ。趣味はドライブ、ゴルフなど。
	山沢 拓也（パナソニック） 中学まではクマガヤSCでサッカーをしており、Jリーグのユースチームには落ちたが強豪高校から多数誘いがあったという。長谷部誠（フランクフルト）に憧れていたが、兄の山沢一人がいた深谷高校に入学し、ラグビーを始めた。弟のFB京平は、明治大学を卒業、2021年からワイルドナイツに加入し、チームメイトになった。
	李 承信（神戸） 長兄の李承記は法政大学でプレーし、次兄の李承爀は三重ホンダヒートでプレーするHOで、父と兄2人はフロントロー。子供の頃は大畑大介のファンだったが、応援していたチームは実は神戸製鋼ではなく、サントリーだったという。ライバルは同学年で高校日本代表に選ばれ、同じ時期にリコーに加入したメイン平だ。愛称は「すんしん」。無類の貝好きだ。
	ディラン・ライリー（パナソニック） 趣味はゴルフ。子供の頃はクリケットもプレーし、水泳や陸上も得意だった。試合前はストレッチや音楽を聴くことをルーティンとしている。サンウルブズやキヤノンでプレーしたHOエフィトゥシ・マアフとはボンド大学で一緒にプレーしていた。好きな女優はミーガン・フォックス。座右の銘は「最高の復讐は、大きな成功を収めること」だ。
	メイン 平（リコー） 同じ歳の親友、李承信（神戸スティーラーズ）とは高校1年生から仲が良く、高校日本代表ではチームメイトだった。そして2021年シーズンのトップリーグでは対戦も果たした。平という名前は、母の旧姓である平原から一文字をもらって名付けられたという。姉の桜ケイトさんは大学時代、ハンマー投げの選手として活躍した。趣味はゴルフ。
	根塚 洸雅（クボタ） 憧れの選手は元オーストラリア代表のアダム・アシュリー クーパー。好きな武将は伊達政宗。愛称は「コーギー」。動物が好きで、実家に帰って犬と遊ぶのを楽しみにしている。兄・聖冴は三重ホンダヒートのSH、妹・智華は日本体育大学でプレーしている。
	淺岡 俊亮（トヨタ） 食べることが大好きで、中学生の時はどんぶり飯を6杯食べることもあり、最大で高校時代に137kgまで増えたと言う。日本代表を目指す今は、体重が増えすぎないように2セット食べていた定食を1セットにするなど食事の制限をして落とした。好きな食べ物は肉、大福。苦手な食べ物はラーメン。兄・勇輝は近鉄のPRだ。ニックネームは「あさ」「ゴロリ」「ハム」。
	北川 賢吾（クボタ） 得意な料理はカレー。好きな映画はタイタニック。福岡ソフトバンクホークスのファン。座右の銘は「成せばなる」。趣味はドライブ、ツーリング。大学時代はバイクを持っていたため、よくツーリングに出かけたが、現在はレンタルして、たまにいく程度だという。
	竹内 柊平（NTTコム） 宮崎工業高校出身としては初のトップリーガーとなった。妹が2人いる。大学へ進学するときは高校教師になることを考えていたという。愛称は「TK」「しゅうへい」。
	津嘉山 廉人（キヤノン） 愛称は「れんとん」。自分でもTwitterの語尾を「れんとん」にすることも。オムライスは好きだが、オムレツは嫌い。試合前のルーティンはアイスを食べること。子どもの頃は消防士になりたかったという。趣味は読書、座右の銘は「勝者が歴史を語る」。
	中村 駿太（サントリー） 祖父、父親も明治大学出身。父親はラグビーをしており同じHOで、バイスキャプテンとして大学選手権で優勝を経験している。中日ファンで、元投手で同じ明治大商学部OBの川上憲伸のファンだという。2020年12月に女の子のパパとなった。
	飯野 晃司（サントリー） 姫野和樹（トヨタヴェルブリッツ）とは帝京大学の同期で、同じ愛知県出身選手としてしのぎを削っていた。サッカーを6年やっていて、子どもの頃の憧れは元ドイツ代表GK オリバー・カーンだったという。2020年に長女、2022年に長男が誕生した。オフは家族で過ごすことがリラックス方法だ。生の玉ねぎが苦手。
	シオネ・ラベマイ（東芝） 愛称は「シオネ」。試合前に必ずお祈りをするという。2021年3月、15人制女子日本代表や、ブランビーズで活躍しているPR まこと夫人（旧姓・江渕）と結婚した。夫婦でのワールドカップ出場を目指す。
	山本 浩輝（東芝） 料理は得意ではないが、野菜炒めと豚キムチは学生時代から作っていたという。子供の頃はプロ野球選手になりたかった。好きな食べ物は焼肉。
	竹山 晃暉（パナソニック） 父・和彦さんは大相撲の元幕下力士「星鶴王」。趣味はドライブ、ゴルフ、ギター。リラックス方法はチームメイトとコーヒーを飲むことだ。憧れのアスリートはサッカー元イングランド代表のデーヴィッド・ベッカム。