1. 山崎18年
事の起こりは2021年のクリスマスの前日、
グリーンロケッツ東葛の吉廣選手がツイート
したのが始まりでした。
「グディ(昨年グリーンロケッツでプレーしたアレックス・グッド)から、今もグリロケグッズ身につけてくれてそれを報告してくれるの嬉しいです。
あとは山崎18年入手して送ってくれって連絡🤣 」
確かにグディはいい人だけど、このツイートの最重要事項は今や入手困難なウイスキー、山崎18年の方ですね。グディ、吉廣選手にもそう見えるとわかっててウケを狙いましたね。
グディのファンがこのツイートを見たら「グディ、ウイスキーが言いたいんでしょ」と爆笑すること必至。「グディはウイスキー目当て」とリプして、アレックス・グッドの酒好きを日本で広める活動をしました。
ーしかし、山崎18年っていつの間にか入手困難になってたから飲んだことないなー
スコットランドのウイスキーはショットで年数付きを結構飲んでいるのですが国産は普及価格帯を一通りおさらいしただけだったので、これは良くないといつものバーに行ったのは年数付きの国産ウイスキーの味をみてみようというただの好奇心でした。
案内された席はちょうど日本のウイスキーが並ぶ棚の前。眼の前にありますね山崎18年。
「タイミング良かったですね。久しぶりに一本だけ入ってきたんですよ」(このバーでさえタイミングが悪いと飲めないのか)
←あとで甘かったことを知る
興味津々で山崎18年。口に含んで目が丸くなりました。
・・・これは日本でしか目指さないし、日本でしか出せない味だな・・・
コロナ禍の中、日本でプレーしてくれたグディに飲んでほしいな。よし、忙しい吉廣選手の代わりに私が探してあげよう。
←考えが甘すぎたことを後で知る
2. プレミアシップに至るまで
山崎18年の捜索の旅は心折れることしかありませんでした。何十回断られたことか。この2,3年は問屋に入らない、不用品買い取りの物が高値で売買される、高額で売っているものの中には偽物があるらしい。
一般庶民は倍率100倍越え?の百貨店等の抽選販売に頼るしかない。
ほぼ諦めた時、ある噂が耳に入ってきました。「羽田、成田、関空の免税店に贈答用特別版があり、海外旅行者が減っているので以前より入手しやすくなっている。在庫有無は事前にわからず当日店頭販売のみ」
海外旅行ねぇ。そういえばイングランドはコロナの検査を充実させることで、人流再開に舵をきることにしたんだっけ。と思い出して出来心で航空券を探すと中一日の往復航空便が見たことがないくらい安かった。しかもキャンセルは直前までOK。なんという好条件。しかしイギリスへいく用事がないと思った瞬間に気が付いた。
カレンダー通りの日程以外は連続した休みを取りにくい仕事ですが、4月に月、火の休暇が確実に取れる日がある。今を逃したら在職中にプレミアシップの試合に行けることは無いかもしれない。
日本の永住権を持つイギリス人二人(4月末、夏にそれぞれ一時帰国予定)から渡英にあたって何をどう準備しているかを聞いて出した結論は「できないことではない」
途中詳細は省きますが、たくさんの調査、ヒアリング、バックアッププラン、バックアッププランのバックアッププラン。日々刻々変わるコロナ入国規制ルール、ロンドン交通事情、実際のフライト運行実績確認と最新情報への更新。
ラグビー観戦以外にも、お世話になった人へのお土産、買い物、仕事上の情報収集。各アイテムは空いた時間にスロットで入れられるように所要時間と移動経路をリストアップ。それらと渡航準備を全部同時進行して...2週間前に事前準備が終わって、あとはいつでも「止める」判断ができるように情勢を監視し続けるのみ。この過程で、当初の山崎18年を買うというタスクは細かく分解された小タスクの積み上げになり、それら全部の手を打って最善を尽くしたとして空港で手に入る確率は30%を切るだろうと読んだので、山崎18年は既に旅行の主目的ではなく。
こうして、山崎18年の探索はいつの間にか、本場プレミアシップのラグビー観戦に目的が変わっていたのでした。
3. サラセンズのホームゲーム
幸運なことに「年に一度、一番盛り上がる因縁の対決」の試合がちょうどターゲット日程と重なりました。サラセンズ対エクセターチーフスです。
この2チーム、ファン同士の対抗意識が凄い。エクセターは直近6年間ずっとプレミアシップの決勝に進出しているのですが、うち3回サラセンズが相手で3回ともサラセンズが優勝している。そして、今年サラセンズの軍神ファレルが出場して唯一負けたのがアウェイのエクセター戦。敵地での借りは必ず返す。盛り上がること必定なのです。
搭乗前日の金曜日の夜に家を出て羽田のホテルに宿泊、出国審査を7時前に済ませて免税店の開店時刻に店の前で待機。これが山崎18年入手の最善手。ちなみに飛行機の出発時刻だけ考えるなら羽田前泊の必要はありませんでした。
搭乗当日。予定通り出国審査を終えて搭乗エリアへ移動すると、店が半分ぐらい休業していて海外旅行者の少なさをうかがわせる。酒類を扱う免税店の場所と開店時刻を確認して、搭乗ゲート前で待機することにしました。
開店時間に合わせてゲートから免税店に向かうとフライング開店をしていたので焦る。山崎18年は表に出ておらず、言わないと出てこないとの事前情報で、「山崎18年ありますか?」と聞く。慣れた手付きでカウンター裏の戸棚を確認した店員さんが申し訳無さそうに、「在庫を切らしていまして...」とのこと。
毎日入荷があるとは限らないとわかっていたし当たり前だよなぁ。ま、この旅の主目的はサラセンズ対エクセターだし。気を取り直して搭乗エリアの方へ向かうと、別の免税店が開店時刻通りに空いているのが見つかった。こちらは酒類を扱うと書いていなかったけれど、ダメ元で聞く。
「すみません、山崎18年ありますか?」「はい、こちらです」
え?普通に陳列されてる…
動揺を見せないようににっこり笑って、「では、お願いします」
私がその日の最初の客で、会計が終わったときに陳列棚を振り返ると山崎18年はサンプルボトルごと無くなっていた。免税店前待機は正しかった。
山崎18年が手に入ったので早速ファンの集いで質問する。
「今日本にいて、明日のエクセターの試合を見にいく。グディに日本のウイスキーを渡したいんだけれどサラセンズはファンからのプレゼントを許可してるか知っている人います?」
回答がつくかどうかわからないけれど、その酒好き伝説でもファンを魅了するグディ。日本から彼にウイスキーを持ってくるファンがいると言ったら現地サラセンズファンに大受けすること必至。あとは誰かが反応してくれるのを待つのみ。
ロンドンヒースロー空港についたら早速ファンの集いをチェック。
「多分大丈夫だと思う」
「グディが試合前に飲み始めないように注意だ」(その通りだ!)
「選手通路の係員をしているから、試合前に来たら渡せるようにしてあげる」
という投稿に混じって
「DMしたよ」というものが。
DMを開いてみると 「プレゼントはOKだけどガラスの持ち込みがNGなんだ。いつ会場に来る?グディに渡せるスペシャルな場所に連れて行ってあげるよ」
・・・これは怪しい勧誘としか思えないのですが?
この話は乗って良いのか。この人の過去の投稿をチェック。怪しい点はないけれど、本当に怪しくないかどうかはわからない。
うむ、どうしよう。悩みながらサラセンズファンの集いの新しい投稿を見ると、選手通路係の人の投稿に対して、「○○に任せておけば大丈夫だよ」とリプが。
その○○がDMを送ってくれた彼の名前だったので、信じることにして返信しました。
「ありがとう。でも私はグディに試合前に会いたくないわけがあって。
日本でグディと少しだけ話をしたことがあって、自分はとても嬉しかったんだけれど、グディはその日のことをYouTubeの番組で『リスタートのキックを11回蹴るのはどんな気分だと思う?』って言っていたから大事なエクセターとの試合前に思い出してほしくないんだ」
←(この「試合の後が良い」のために、信じられない体験をさせてもらった反面、関係者に多大な迷惑をかけることになった)
「そうか、事情はわかった」
結果、試合前に入場ゲートで待ち合わせをして、試合後にグディにウイスキーを渡せるスペシャルな場所(←何度読んでも怪しい文字列なのでやめてほしい)に連れて行ってもらえることになりました。
最寄り駅に着くとサラセンズ・シャトルと書いたバスが。感慨深くバスを眺めているとサラセンズロゴ入りダウンジャケットを着たおっちゃんたちにサラセンズでしょこのバスだよと指示される。しかし、このおっちゃんたちの風情はどう見ても公式提供じゃない。
ファンが駅前で初サラセンズファン or 初エクセターファンを勝手につかまえて勝手に案内してる。日本で言えばパナ、サントリーぐらいの綺羅星のようなスターを抱える人気チームなのになんと牧歌的な。

サラセンズシャトル(自分が乗っているのも対向車もサラセンズシャトル)
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バスに乗って数分、降車すると今度は正式な係員がいて、サラセンズのスタジアムはこの小道を行ってねと指示される。

サラセンズのスタジアムがある敷地
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サラセンズのスタジアムは運動公園の中にあって、新緑が目に刺さるほど美しい。
指定の時刻に入場ゲートへ行くと、突き抜けたサラセンズサポーターズアソシエーション(SSA)の格好をしたおじさまが。SSAはファンによって運営される、サラセンズ公認の唯一のサポータークラブ。この格好で場内を歩き回れるのなら本物ですね...
おじさまが話を通してくれていて、山崎18年は手荷物検査で「ああ、これね」で通過(あとで場内の「安全なところ」に預かってもらった)。すれ違う人々から、「(日本からグディのためにウイスキーを持ってきた)君は有名人だよ」と言われる。おじさま影響力絶大。
ご厚意に甘えてスタジアム一周ツアーに連れて行ってもらう。サラセンズのホームスタジアムは10500人でプレミアのクラブのスタジアムで一番収容人数が少ない。雰囲気はイングランド代表を何人も抱えるクラブとは思えず質素な作りで、良く言えばアットホーム。ピッチサイドのメインスタンド側に陸上トラックがあって、「ラグビー専用スタジアムじゃないのか。残念」と思ったけれど、後に全然残念じゃないことを知る。
スタジアム一周後、試合が終わったらゴールポストのところで。と約束して一旦お別れし、ショップで買い物。
まずウェア。グラデーションが綺麗なトレーニングシャツと、ミッドレイヤーを購入。欲しかったサラセンズ財布は無事に日本の紙幣が入ることを確認しました。そしてオンラインで売り切れていた布団カバーを発見。赤と黒のド派手なサラセンズカラーとロゴのそれはノリで作ったアイテムで実用とは思えず、でもここで再会。…買ってしまった。
本日のお買い物£160なり。割安、じゃなかった。そろそろ£1=100円と思う習慣を改めなさい。£1は約170円ですよ。
買い物を済ませてピッチの方へ向かうと練習が始まっていた。エクセター側は無視してさっそくサラセンズ側へ移動。画面越しにしか会えなかった彼らがいるよ。各国代表が普通に練習しているのをピッチサイドの陸上トラックから眺められる。信じられない光景。FW側はコッホ(南アフリカ代表)が、ジェイミー・ジョージ(イングランド代表ライオンズ)が、イジクウェイ(イングランド代表)が、ビリー・ヴニポラ(イングランド代表)が普通に練習してる。BK側に移動するとファレル(イングランド代表ライオンズ)が、グッド(イングランド代表)が、デイリー(イングランド代表ライオンズ)が、トンプキンス(ウェールズ代表)が普通に練習してる…ファレルを見たら心臓が止まるんじゃないかと思っていましたがそんな事なかった。現実を受け入れられなくて飽和しました。どこを見ても視界のどこかにイングランド代表が入るんですよ。クラクラしてると怪我でノンメンバーのイトジェ(イングランド代表ライオンズ)とマコ・ヴニポラ(イングランド代表ライオンズ)が目の前を歩いていった。だめだ脳が現実だと認識していない。

この写真に代表何人いるでしょう。(答:黄色のジャケットを着ていないプレイヤーは全員代表経験あり)
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そうこうしているうちに電光掲示板に席についてくださいとの表示が。でもピッチサイドで練習を見ていた人は席に戻る気配がない。
入場できればピッチサイドに立っていいという信じられないシステム(スタンド最前列の意味がない理由がここに)場所取りという概念はなく、練習タイムのうちに思い思いに場所を見つける。前に行きたそうな人(特に子供)が来たら場所を譲り、別の場所を探すか席に戻るか決める。「席についてください」の表示の頃にはピッチサイドの席割(?)が定まってそのまま試合に突入するようです。日本でやったら破綻する気しかしないシステムが機能するのはなぜなのか。

奥に見えるスタンド席がまばらな理由をこのピッチサイドの状態が語っています
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サラセンズとエクセター、予想通り締まった良い試合でした。まずデイリーがトライ。グッドがこぼれたボールを拾って駆け抜けビッグゲイン。ファレルも今回すごかった。ランでグッドに負けないゲイン、見事なオフロード、体の仕上がりもワールドカップ前後に戻っている=三歳若返っている。ファレル、どこまで私の想像を超えるんですかあなたは。
サラセンズがナイスプレーをすると湧き上がる歓声。エクセターのナイスプレーに対しても湧き上がる歓声。(でも声の出元が違うぞ。エクセター側の歓声、お高い席の方から上がってないか?😅)
サラセンズのピンチとチャンスはどこからともなくSaarriiieees(サリーズ、サラセンズの愛称)の声が上がり、すぐにスタジアム全体が追従。もう少しでトライの時はCome on Sarries! (カモンサリーズ!)トライを取るとスタジアムが震える大歓声。素晴らしい一体感。
(※注1)
マッチデイプログラムに載っているキャプテン(ファレル)の言葉は「ファンの皆さんが誇りに思えるプレー」。プレイヤーが良いプレーをすることはファンの誇り。これがプレミアの文化か。
前半はエクセターにリードを許すも後半で逆転しBP付き勝利。試合運びが完璧です。
試合後にサラセンズのプレイヤーがピッチを一周してホームのファンにご挨拶。グディは生後2ヶ月のお子さんを抱いて出てきました。とても誇らしげです。
一生に一度、ファンがするすべての行動をするぞと思っていたらおじさまとの待ち合わせに遅れる。こんなに良くしていただいているのにごめんなさい。
「グディがシャワーを浴びて着替えたらそこに来るよ、そうしたらウイスキーを渡せるから」と言われたけれど、そこってどこのこと?
おじさま、どうやらこいつは放置したらグディに会えないようだと判断したらしい。そこでおじさまに連れて行ってもらえることになった先はプレイヤーズルームという場所。プレイヤーの家族や関係者が集まって談笑しながら試合を見る部屋で、スタンドの最上段にある。グディを待つ間、言葉が不自由な外国人の相手をしてくださる皆様、泣くほどありがたいです。(しかしご厚意には存分に甘える)
プレイヤーズルームは最高の眺め。グディを待っているとシャワーを浴びて着替えたプレイヤーが思い思いに(全員ではないけど)上がってくる………目の前をスコットランドのキャプテンが通り過ぎて行きました。
スチュワート・ホッグ!とおじさまの方を見ていうと、エクセターの選手だよ。と一言。
いや、そうじゃなくて、スコットランドのキャプテン!
「そうだよ」
おじさま、私がどんなにこの光景に飽和しているかわかっていませんね!?
どうやら私がグディ以外も知っているらしいと気づいたおじさま。「(グディ以外)のサラセンズのプレイヤー知ってる?」
日本からわざわざサラセンズホームに来るファンを舐めないでほしい。
おじさま「あれがアンディ・クリスティ。この前スコットランドの試合に出たのでスコットランド代表」
私 「次がベン・アール(イングランド代表)ですね、その次がジャクソン・レイ(代表歴なし)。ロティミ・セガン(代表歴なし)、ニック・トンプキンス(ウェールズ代表)」
おじさま、やっと私がグディだけのファンじゃないと気がつく「だれか一緒に写真撮りたい選手いる?」「全員ですよ!」
プレイヤーズルームに入るスプリボクスPR、イングランド代表HOとの写真を撮ってもらう。これはやはり夢です。こんなのありえない。
最後にやっとグディが登場。おじさまが「グディ来たよ」と教えてくれる。全然反応がないこちらを見て固まっていることに気づいただろうか。
私、ないすとぅーみーちゅーあげいんより先に山崎18年!って言った気がする。どんだけ理性が吹っ飛んでいたんだか。
「グディとてもいいプレーしてる、特に赤ちゃんが生まれてから」「うん子供が生まれたんだ(少し恥ずかしげ)」「おめでとう!」と言ったけど伝わったかどうか。
そして山崎18年贈呈式。プロなので笑顔の作り方は年季が入っているけれど、最高の笑顔の3割増しでめっちゃいい笑顔🤣
「探しに探して、サントリーにも聞いたけど手に入らなかったんだよ」というグディ。
グディの最終戦はサントリー相手、リスタートキックを11回蹴るってどんな気分だと思う?と言っていたグディに気を使ってサントリーという言葉を避けていた私の努力はどうしてくれよう。

…なんですかこの笑顔。日本で見たことなかったぞ
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なにか飲む?と聞かれたのでビールをもらう。イングランドのインターナショナル、アレックス・グッドに飲み物を持ってこさせる私。
恐れ多くて地にひれ伏したい思いと、この最高の瞬間を楽しみたい気持ちは戦う前に後者が圧勝しました。テラスでビールを飲みながら、おじさまにお付き合いいただいて景色を堪能。

ビールを飲み干してグディ、ありがとう!と言って部屋を出て、建物を出たところでおじさまとお別れ。規格外にもてなしていただいたので私が対応できる英語の感謝レベルを超えました。あとで正式なメッセージを送ります。
わかったこと。グディにはサラセンズに所属するのとは別に秘書がいる。
日本にいるイギリス人と話をして薄々気づいていたけど、年俸の数字だけで判断したら駄目ですね。福利厚生が手厚すぎる。額面の高さで呼んで普通の2LDK(グディが日本から出演していたYouTube番組より推定)に住んでいただく御方じゃないんだが。
コロナ禍の日本で半年の滞在、言葉の通じない国へ単身赴任、公私にわたって辛かったと思うのに本当に申し訳ない、日本のことを一言も悪く言わなかったあなたは本当のジェントルマンです。と言いたかったけれど、この文脈で「申し訳ない」はイングランドの考え方ではないので言えないし言わない。
グディがお返しを送りたいと言っていると秘書の方から連絡があったので、ご厚意に超甘えて希望を言ってみました。
どうやら叶えていただけるようなので楽しみに待ってます。
※注1 観客はエキサイトしたときでも非常にマナーが良いです。スタジアムの構造も一体感を高める効果があるのかもしれません。
4. 聖地と敵地
仕事の都合で翌日はもう帰国です。夕方の便なので、移動の途中にラグビーファンの聖地、トゥイッケナムに行ってきました。ミュージアム、スタジアムツアーともに閉館日だったので外観とショップだけと分かっていたにも関わらずトゥイッケナムに来た理由はもう一つ。徒歩で行ける距離に敵地ハリクインズのホームスタジアムがあるのです。
試合日ではないので当然閉まっていましたが、職員用に一つだけゲートが開いていて警備員が一人立っていました。
そこで不慣れな外国人旅行者ぶりを発揮。
「施設どこか空いてます?目の前のショップとか(どう見ても閉まってる)」
「いや、やってないねぇ」
(残念そうな顔をしてうつむき、思いついたように顔を上げ)「じゃあ、入って写真撮っていいですか?」
「このエリア(門を入ってすぐの敷地)からならいいよ」
サラセンズのスタジアムよりずっと立派なんですが?4面屋根付きでピッチ際に沿ったスタンド、天然芝のグラウンド。
資料写真を撮って、ありがとうございました〜と挨拶して出る。

ハリクインズのホームスタジアム、トゥイッケナム・ホットスパー
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帰宅後
「おかえり。服(イギリスサイズでちょうどいいのです)買ってこれた?」
「あ〜、えーと、ちょっとしたロゴが入ったシャツ系のものか5枚増えた」
(察し)「ちょっとしたロゴですか。はいはい」
「あと、布団カバー」
(ひと目見て)「いつ使うの?」

使う予定はない。ただ欲しかっただけ。
グディへの山崎18年は個人のお土産にしては値が張りすぎると思っていましたが、ちょっとしたロゴ入りのシャツ5枚とお値段が変わらなかったので良しとします。


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