272 サンウルブズのすべて
サンウルブズとは
サンウルブズとは
サンウルブズ(Sunwolves)は、ラグビーの国際大会「スーパーラグビー(SR)」に2016~2020年まで参加していた日本のチームです。
チーム名は、一般公募で寄せられた愛称を、当時の日本代表HCエディー・ジョーンズさんらの意見を基に審査し決定されました。「日出ずる国」の日本を象徴する太陽(sun)と、小兵でも統率された群れで大きな敵に立ち向かおうとするオオカミ(wolves)を組み合わせたものです。
オフィシャルチームスポンサーは、人材派遣会社のヒト・コミュニケーションズで「ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ」と称していました。
沿革
SR は2016年度シーズンから参加チームを18チームに拡大するにあたり、日本代表、及びそれに準じる代表候補の選手などで編成するチームを日本から参加させる方針を決めました。
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2019年3月、SR の主催団体(SANZAAR※)は2020年度シーズンを最後にサンウルブズをリーグから除外することを発表しました。
※SANZAAR - South Africa, New Zealand, Australia and Argentina Rugby
SANZAAR は除外の理由として、日本ラグビー協会が、サンウルブズを2021年度以降は財政支援しないことに加え、SR が日本代表の強化にとって最善の手段でなくなった、と伝えてきたとしています。
一方、日本ラグビー協会側は、SANZAAR から残留の条件として巨額の拠出金を要求され、とても合意できる額ではない上、検討する時間もなかった、としています。(この件は「5. 最後に」で詳しく書きます)
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2020年8月、感染対策で無観客に制限された秩父宮ラグビー場に関係者ら150人が集まり、「メモリアルセレモニー」が行われ、サンウルブズは解散しました。
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2021年6月、サンウルブズは静岡のエコパスタジアムでの日本代表チームとの強化試合の対戦相手として復活しました。試合の6日前に、新生サンウルブズとして一度限りで再結成されたチームは、旧メンバー半数程度に、新たなメンバーや日本代表チームからも数人加えられました。試合は 17 - 32 で日本代表が勝利しました。
チームスローガン
2016年「BREAK THE LINE」
2017年「RISE AS ONE」
2018年「5 FOR TOP 5 IN 2018」
写真の「5 | GO BEYOND 2019」はサンウルブズの運営組織であるジャパンエスアール(2022年1月末で解散)が掲げたスローガンで、意味は「サンウルブズを5年以内に SR で優勝できるチームとすること」
チームスローガンの「5 FOR TOP 5 IN 2018」は、SR 2018シーズン上位5チーム入りを目指し、戦いに挑むという意味。
2019年「WE ARE THE PACK」
2020年「KEEP HUNTING」
全試合結果
2016~2020年、サンウルブズの全ての試合の結果です。
アンダーラインで表示されている試合は、ハイライト動画のリンクを貼っています。
2016~2020年、サンウルブズの全ての試合の結果です。
アンダーラインで表示されている試合は、ハイライト動画のリンクを貼っています。
2016年 | |
第1節 | サンウルブズ 13 v 26 ライオンズ |
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第2節 | BYE |
第3節 | サンウルブズ 31 v 32 チーターズ |
第4節 | サンウルブズ 9 v 35 レベルズ |
第5節 | サンウルブズ 27 v 30 ブルズ |
第6節 | キングズ 33 v 28 サンウルブズ |
第7節 | ストーマーズ 46 v 19 サンウルブズ |
第8節 | チーターズ 92 v 17 サンウルブズ |
第9節 | サンウルブズ 36 v 28 ジャガーズ |
第10節 | BYE |
第11節 | サンウルブズ 22 v 40 フォース |
第12節 | サンウルブズ 17 v 17 ストーマーズ |
第13節 | レッズ 35 v 25 サンウルブズ |
第14節 | ブランビーズ 66 v 5 サンウルブズ |
第15節 | サンウルブズ 12 v 57 ワラターズ |
第16節 | ブルズ 50 v 3 サンウルブズ |
第17節 | シャークス 40 v 29 サンウルブズ |
キャプテン:堀江翔太
成績:1勝13敗1分(18チーム中18位)
2017年 | |
第1節 | サンウルブズ 17 v 83 ハリケーンズ |
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第2節 | サンウルブズ 23 v 37 キングズ |
第3節 | チーターズ 38 v 31 サンウルブズ |
第4節 | ブルズ 34 v 21 サンウルブズ |
第5節 | サンウルブズ 31 v 44 ストーマーズ |
第6節 | BYE |
第7節 | サンウルブズ 21 v 20 ブルズ |
第8節 | クルセイダーズ 50 v 3 サンウルブズ |
第9節 | ハイランダーズ 40 v 15 サンウルブズ |
第10節 | チーフス 27 v 20 サンウルブズ |
第11節 | ジャガーズ 46 v 39 サンウルブズ |
第12節 | BYE |
第13節 | サンウルブズ 17 v 38 シャークス |
第14節 | サンウルブズ 7 v 47 チーターズ |
第15節 | ライオンズ 94 v 7 サンウルブズ |
第16節 | ストーマーズ 52 v 15 サンウルブズ |
第17節 | サンウルブズ 48 v 21 ブルーズ |
キャプテン:エドワード・カーク、立川理道
成績:2勝13敗(18チーム中17位)
2018年 | |
第1節 | BYE |
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第2節 | サンウルブズ 25 v 32 ブランビーズ |
第3節 | サンウルブズ 17 v 37 レベルズ |
第4節 | シャークス 50 v 22 サンウルブズ |
第5節 | ライオンズ 40 v 38 サンウルブズ |
第6節 | サンウルブズ 10 v 61 チーフス |
第7節 | BYE |
第8節 | サンウルブズ 29 v 50 ワラターズ |
第9節 | サンウルブズ 10 v 24 ブルーズ |
第10節 | クルセイダーズ 33 v 11 サンウルブズ |
第11節 | ハリケーンズ 43 v 15 サンウルブズ |
第12節 | BYE |
第13節 | サンウルブズ 63 v 28 レッズ |
第14節 | サンウルブズ 26 v 23 ストーマーズ |
第15節 | レベルズ 40 v 13 サンウルブズ |
第16節 | ブランビーズ 41 v 31 サンウルブズ |
第17節 | サンウルブズ 42 v 37 ブルズ |
第18節 | ワラターズ 77 v 25 サンウルブズ |
第19節 | レッズ 48 v 27 サンウルブズ |
キャプテン:ヴィリー・ブリッツ、流大
成績:3勝13敗(15チーム中15位)
2019年 | |
第1節 | サンウルブズ 10 v 45 シャークス |
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第2節 | サンウルブズ 30 v 31 ワラターズ |
第3節 | チーフス 15 v 30 サンウルブズ |
第4節 | ブルーズ 28 v 20 サンウルブズ |
第5節 | サンウルブズ 31 v 34 レッズ |
第6節 | サンウルブズ 24 v 37 ライオンズ |
第7節 | ワラターズ 29 v 31 サンウルブズ |
第8節 | レベルズ 42 v 15 サンウルブズ |
第9節 | BYE |
第10節 | サンウルブズ 23 v 29 ハリケーンズ |
第11節 | サンウルブズ 0 v 52 ハイランダーズ |
第12節 | レッズ 32 v 26 サンウルブズ |
第13節 | ブランビーズ 33 v 0 サンウルブズ |
第14節 | BYE |
第15節 | サンウルブズ 7 v 52 レベルズ |
第16節 | サンウルブズ 19 v 42 ブランビーズ |
第17節 | ストーマーズ 31 v 18 サンウルブズ |
第18節 | ジャガーズ 52 v 10 サンウルブズ |
キャプテン:クレイグ・ミラー、マイケル・リトル
成績:2勝14敗(15チーム中15位)
2020年 | |
第1節 | サンウルブズ 36 v 27 レベルズ |
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第2節 | BYE |
第3節 | サンウルブズ 17 v 43 チーフス |
第4節 | レッズ 64 v 5 サンウルブズ |
第5節 | ハリケーンズ 62 v 15 サンウルブズ |
第6節 | サンウルブズ 14 v 47 ブランビーズ |
第7節 | サンウルブズ 14 v 49 クルセイダーズ |
キャプテン:森谷圭介、ジェイク・シャッツ
成績:1勝5敗(15チーム中15位)
2021年 | |
強化試合 | 日本代表 32 v 17 サンウルブズ |
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全試合結果フル動画
YouTube の SUNWOLVESチャンネル【公式】には、ハイライト動画の他にも、数試合フルの試合動画がアップされていますので、紹介します。
2017年 | |
第7節 | サンウルブズ 21 vs 10 ブルズ |
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第17節 | サンウルブズ 48 v 21 ブルーズ |
2018年 | |
第13節 | サンウルブズ 63 v 28 レッズ(前半) |
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第13節 | サンウルブズ 63 v 28 レッズ(後半) |
第14節 | サンウルブズ 26 v 23 ストーマーズ(前半) |
第14節 | サンウルブズ 26 v 23 ストーマーズ(後半) |
第17節 | サンウルブズ 42 v 37 ブルズ(前半) |
第17節 | サンウルブズ 42 v 37 ブルズ(後半) |
個人記録
キャップ数ランキング | ||
1 | 浅原拓真 | 43 |
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2 | エドワード・カーク | 39 |
3 | 田村優 | 33 |
3 | 三上正貴 | 33 |
5 | 茂野海人 | 29 |
5 | ヘイデン・パーカー | 29 |
トライランキング | ||
1 | セミシ・マシレワ | 13 |
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2 | 山田章仁 | 11 |
3 | デレック・カーペンター | 8 |
3 | ホセア・サウマキ | 8 |
5 | ゲラード・ファンデンヒーファー | 7 |
得点ランキング | ||
1 | ヘイデン・パーカー | 248 |
---|---|---|
2 | トゥシ・ピシ | 105 |
3 | 田村優 | 89 |
4 | セミシ・マシレワ | 65 |
5 | 山田章仁 | 55 |