3月
① 姫野がスーパーラグビーデビュー
ニュージーランドの南島ダニーデンを拠点とするハイランダーズに今年新加入した姫野が、3月26日にホームのフォーサイスバースタジアムでおこなわれたハリケーンズ戦(スーパーラグビーアオテアロア第5節)でデビューを果たした。
「すごく自分らしさが出たと思う。1年ぶりの公式戦で不安はあったが、今日は自分のやれること、自分のプレーにフォーカスしてやった結果、自分らしいプレーができたなと感じている。しっかりリザーブとして、チームにインパクトを与え、流れを変えるプレーをやろうと心掛けていた。それができたと感じるので、今日に関しては自分に合格点をあげたい。」
また海外でプレーしてくれ~!
② ウェールズ代表が2年ぶりにヨーロッパ制覇
シックスネーションズで逆転優勝を狙ったフランス代表だが、2021年大会のラストゲームでスコットランド代表に 23-27 で敗れ、11年ぶりのヨーロッパ制覇はならなかった。
優勝したのは、4勝1敗(勝点20)で先に戦いを終えていたウェールズ代表。ウェールズは前週の最終節でフランスに逆転負けを喫しグランドスラム(全勝優勝)は逃したものの、昨年10試合でわずか3勝に終わった大不振からチームを立て直し、2年ぶりの王座奪還となった。
ウェールズが強いと嬉しい~!
③ レンスターがプロ14で4連覇
ヨーロッパ3大リーグのひとつである「プロ14」のプレーオフ決勝が3月27日、ダブリンのRDSアリーナでおこなわれ、カンファレンスA・Bで首位だったアイルランドのレンスターとマンスターが激突、レンスターが 16-6 で制し、4連覇を達成した。前身のケルティックリーグ、マグナーズリーグ、プロ12から数えて、8回目の優勝である。
レンスター強過ぎ~!
④ CJ・スタンダーが引退
アイルランド代表のナンバー8で、同国のマンスターに所属するCJ・スタンダーが今シーズン限りで現役を引退すると発表した。
南アフリカ出身で当時30歳のスタンダーは、アイルランドがスコットランドを 27-24 で下した14日のシックスネーションズで代表通算50キャップを記録していた。居住年数の条件を満たし、2016年にアイルランド代表デビューを飾ったスタンダーは、その後ほぼ全試合に出場してきた。2017年にはブリティッシュ&アイリッシュライオンズの一員としてニュージーランドに遠征し、2018年のシックスネーションズでグランドスラム(全勝優勝)を果たしたほか、2019年のワールドカップにも出場した。
スタンダーはフォワードの選手としてはとにかくクリーンなところが好きだった。プロとして200試合くらいに出場したと思うが、カードを貰ったのはスタンダーがアイルランド代表として南アフリカに里帰りの遠征をした初戦の1枚だけだと思う。
突然の現役引退は
スタンダーが自身のSNSで発表したもの
で、ロックダウン期間中に人生について深く考えるところがあり、家族第一の生活に取り組むことを決断したというものだった。
「全てのプロスポーツ選手は、『引退すべき時が来れば分かる』と言われている。その気持ちはその日が来るまで完全には理解できないが、私にとってはその時が来た。よってラグビーから完全に引退することをここに発表する。」
スタンダーが残した有名なエピソードを1つ。
先述の50キャップを記録したスコットランド戦でのスクラムの場面、味方のロックの選手が滑らないようにスパイクの泥を取ってあげていたのだ。しかも、さりげなく。自分は後にも先にも
こんなシーン
は観たことがない。
後で調べてみたところ、丁度引退を発表した頃にスタンダーはバーベキューショップを開業していた。現役バリバリの一流選手が怪我もしていないのにわずか30歳で引退後の生活を考えていたことに驚いたし寂しかったが、今後のスタンダーの人生が幸せなものになることを祈るばかりである。
お疲れ様でした。ありがと~!
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