301 特別寄稿
『オーウェン・ファレル』by ラグビー(and rail)


巻頭文


 このたび光栄にもLennyさんのウェブサイトにイングランドのキャプテン、オーウェン・ファレルというラグビープレーヤーについて書かせていただけることになりました。

 ラグビー好きの方ならオーウェン・ファレルという名前を知らなくても、2019年のワールドカップでニュージーランドのハカに相対して不敵な笑みを浮かべていたイングランドのキャプテンといえば「ああ」となるのではないでしょうか。

 彼は良くも悪くも目立つプレイヤーで、イギリスでは「ファレル大好き」と「ファレル大嫌い」に分かれると言われます。そんなオーウェン・ファレルというプレイヤーについて3部構成で語らせてください。

1.オーウェン・ファレルという人
2.ファレルの生い立ちとラグビー選手としてのキャリア
3.ファレルが大好きで仕方ないファンの皆様

1.この章がメインディッシュです。オーウェン・ファレル、毀誉褒貶に相半ばする彼の人柄についてです。

 インタビュー/ニュース記事/公式SNS情報などをもとにしていますが、主観が強く入っています。

2.はファレルの生い立ちとキャリア略歴です。

3.は余興です。ファレル/イングランド/サラセンズのファンの方、あるいは過剰なファンとはどのようなものなのか生態を観察したいかた向け。

 楽しく読んでいただけると幸いです。


1.オーウェン・ファレルという人


 2021年9月24日、オーウェン・ファレル誕生日のイングランドラグビー協会公式ツイート

93 Tests
1019 points
Only 1 @owen_faz




 2021年11月13日にオーストラリア戦に出場したためこの数字は増えています。

94 Tests 出場は1試合増え
1036 points 得点は17点増え
Only 1 @owen_faz ここは変わりません。怪我をしてもファレルはイングランドに輝く星です。

 ピッチの上のファレルは正確無比なキッカー(イングランド史上2位の得点数)にしてイングランドという船を導くスキッパー。




 ワールドカップ2019ではイングランドを率いて準優勝、続く2020シックス・ネーションズ、2020オータムネーションズで優勝。



 リーダーシップ抜群のキャプテンと呼び声高く、イングランドヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏も全幅の信頼をよせています。


 ただし血の気が多く、ピッチの上ではすぐカッとなります。特に2020シックス・ネイションズでの行いは最悪でした。彼の所属するチーム、サラセンズのサラリーキャップスキャンダルのため(2.ファレルの生い立ちとラグビー選手としてのキャリア をご参照ください)荒れる気持ちはよく分かるのですが、ファンの私でさえ弁護のしようがない。「ファレルが素行の悪さでペナルティを取られてからがイングランドの試合の始まり」と諦めていました。

 アイルランド戦では、アイルランドのCJスタンダーという選手がイングランドのロック、マロ・イトジェを叩いたことが発端だと言われていますが、スタンダーの足にファレルがしがみついて離れない。スタンダーがラックから離れてもファレルは離さない。

 どんな様子だったか、ファレルを仔パンダが演じた再現ビデオがこれです。(ソースはワールドラグビー公式ツイッターです)

 2020年アイルランド戦 ファレルとCJスタンダー、仔パンダによる再現



(章末にフル動画(7秒)へのリンクがあります)

 ・・・ かわいい。 じゃなくて。
 パンダだから可愛いですが、実際は成人男子2名です。可愛くないです。

 実際の映像がこちら
 2020年アイルランド戦ファレルとCJスタンダー




(章末にスポーツジャーナリストの公式ページの動画(11秒)へのリンクがあります)

 ・・・ 本物は小学生の喧嘩でした。
 当然ファレルはペナルティを取られます。

 試合はイングランドが快勝したのでファレル&イングランドのファンは笑ってすみましたが、負けたアイルランドのサポーターは激怒していました。

 ファレルのプレーの最大の欠点はハイタックルです。彼がラグビーを始めた頃は許されたタックルなのかもしれませんが、今も余裕がなくなるとやってしまいます。2020年のイングランド一部リーグの再開直後、ファレルは悪質なハイタックルで10試合出場停止相当のレッドカードを受けます。本人が心底反省していること、ピッチ外のチャリティ活動などが考慮され5試合に軽減になりましたが、ファンは2020シックス・ネイションズ再開までの試合数をカウントダウンしていました。ファレルのクラブチームのサラセンズがハイネケンカップ準決勝まで行かなければイングランドのキャプテンがレッドカードで出場停止です。このとき神の使いのように降臨してファレルとイングランドを救ったのがアレックス・グッドという選手なのですが、彼のことはまた別の機会に。


 ピッチの上ではダーティープレイヤーと言われても仕方ないですが、ピッチを降りるとファレルの別の顔が見えてきます。

 イングランドのキャプテンになる前は超がつくシャイボーイでした。イングランド公式スポンサーO2タイアップのプロモーション番組でジェームス・ハスケルという選手と二人でインタビューを受けたときは、ほとんどハスケルに話をさせて何も言わない。しまいには抜け出していなくなってしまう。

 逃げようとして下を向いているファレル。このまま後ろを向いてしまいます。



 脱出成功。矢印の先はいなくなるファレルの背中です。



 こんなことをしたのは後にも先にもファレルだけです。彼をよく知るファンは苦笑いするしかありませんでした。


 キャプテンになってから少しは話すようになりましたが、その話しぶりで思い出すのが2020年9月にファン向けに行われた1時間のロングインタビュー、豪華キャストファレル&イトジェでお届けのZoom番組(日本時間午前三時スタート)。



 英語聞けようが聞けなかろうが(特にファレルの英語は出身地のウィガン訛りがあるのでかなり厳しい)午前三時だろうが四時だろうが関係ない。視聴申込みをしてセットアップして待ちました。

 そしてこのインタビュー番組を聞いてわかったこと。ファレル、話す時何も考えてないわ...思考を整理して話をするイトジェと一緒のインタビューだったので、頭にうかんだことをそのまま口に出すファレルの良くいえば純朴さ、ストレートに言うとアホの子ぶりの際立つこと。でも彼の素朴な発言は嫌な感じではなく、しかたないなぁこの青年は素の人格がこうなのか。かわいいぞ。と思って聞いていました。


 ファレルはツイッター、インスタグラム等のアカウントを持っていますが、キャプテンになって以降SNS投稿はタイアップ企業の宣伝とチャリティーがメインです。

 ファレルのチャリティーで最も有名なのはプレースキックを決めたあとの人差し指をフック型に組み合わせるJJサインで、キャプテンになる前からやっています。これはファレルの幼馴染のジャックがデュシェンヌ型筋ジストロフィー症候群を患っていることがきっかけで、この病気の認知度を高め治療の研究資金のチャリティーを広めるためのものです。

ファレルのデュシェンヌ型筋ジストロフィー症候群のチャリティ支援活動



(章末にYouTubeのフル動画(11秒)へのリンクがあります)

 この病気をサポートするデュシェンヌUKという治療研究資金のチャリティーは年中受付で毎年春にイベントがあり、ファレルはイベントに合わせてインスタやメッセージ動画などで広報活動をしています。

 ファレルはデュシェンヌ型筋ジストロフィー症候群以外にも時々難病チャリティーのインスタ投稿をしています。この前はFOP(進行性骨化性線維異形成症)のチャリティ呼びかけを2度していました。2度ファレルにお願いされたら寄付せざるを得ないですねとリンク先へ飛んだのですが、どこかで弾かれて寄付できなかったのだよな...


 話は変わりますが去年あたりからテストマッチ前に選手が片膝をついて人種差別に抗議の意を表明していたのをご記憶の方も多いと思います。英国全体が人種差別問題に揺れ、運動に賛成しても反対しても強烈なバッシングを受けるという環境でした。

 そのような背景があってのファレルの逸話です。

 この夏イングランド/サラセンズのチームメイト、マコ・ヴニポラが結婚式を挙げました。このときファレルはお手伝い係として出席。

 イギリスの結婚式にはアッシャーという習慣があって、新郎と同じ服装の友人たちが結婚式の手伝い係を務めます。イングランドのキャプテンが外国人のマコ・ブニポラの「お手伝い係」です。ファレルのアッシャーは相当の華を添えたと思います。

 ファレルは新郎とお手伝い班の集合写真をインスタグラムにアップしました。

 人種差別の嵐が吹き荒れる中、イングランドのキャプテンが自分以外の全員が有色人種の新郎+お手伝い班の記念写真を取り、自分のアカウントにアップすることの意味。



 ああ、ファレルという人はなにもかも、この写真が世間に与える印象も、その影響力も、全部理解してやっているのだなと思いました。言葉にすることはないけれど、イングランドのキャプテンはプライベートでも人種差別に抗議すると訴え、一人の人間としてするべきことをする。この写真を見た一人でも多くの子供が肌の色で人に違いはないと思うことを願う。

・・・超格好よくないですか?!!!!!!!!!

 話すことが苦手なファレルですが、彼をよく知るサラセンズのチームメイトはファレルを「深く考える人」だと言います。何がベストか常に考えていると。  どこまでも深く考えて、自分になにができるか、チームに何ができるか、キャプテンとしてなにをしなければならないか、その思いを胸に抱いて、しかし話すときは当意即妙な受け答えができずにストレートな言葉が出る。だからこそファレルの言葉は真実で重く、一人のラグビープレイヤーとして真摯に積み重ねた時間がファレルという人なのです。



 何度でも言います。オーウェン・ファレルはいいぞ!


リンク集


2020年アイルランド戦 ファレルとスタンダー 仔パンダによる再現(7秒)



2020年アイルランド戦ファレルとCJスタンダー、実際の映像(11秒)



ファレルのデュシェンヌ型筋ジストロフィー症候群のチャリティ支援活動(11秒)



インタビュー中にいなくなるファレル
イングランドグビー協会公式YouTubeチャネル(英語)
(14:30頃にファレルが逃げ出します)




ファレルの友人のジャックのために
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症候群チャリティーサイト(英語)




幼いレキシーのために
FOP(進行性骨化性線維異形成症)のチャリティサイト(英語)



2.ファレルの生い立ちとラグビー選手としてのキャリア


 1991年9月24日 アンディ・ファレル(元イングランド代表、現アイルランドヘッドコーチ)とコリーン・オローリンの第一子として生まれる。この時両親とも16歳ということは世に知れ渡っていてだれもあえて触れない事実です。興味が生じてしまった方はアンディパパとオーウェンの誕生日をWikipediaで調べたあと、そっとブラウザのタブを閉じましょう。念の為ですが、かの国の法律で大人と中学生はLGBTQ含みどの性別の組み合わせ、当事者の同意有無に関わらず絶対NGで大人の方が犯罪者ですが、中学生同士は補足規定があって合法らしいです。

 アンディは後に13人制ラグビーのイギリス(正確には北アイルランドを除くエリア)のキャプテン、かつ15人制のラグビーのイングランド代表。母方の叔父はショーン・オローリン(13人制ラグビーイギリス代表)というラグビーエリートファミリー。とはいえ、オーウェンが生まれた当時アンディとコリーンは若く、周りの人々の温かい協力を得ながらオーウェンを育てたとのこと。

 アンディはウィガン・ウォーリアーズというクラブの選手で、オーウェンは父親の練習につれられてピッチサイドに来ていました。ラグビーを見に来ていたオーウェンは静かで礼儀正しい子供だったと当時を知る人の回想録にあります。ところがオーウェンはラグビーをプレーできる年齢になるとラグビーに夢中になり、夏に親子共々ウィガン・ウォーリアーズのプレイヤーたちと遊びに行って、みんながプールで泳いでいるのに一人ラグビーボールと戯れていたほど。アンディとオーウェンは年が近いこともあって親子というより兄弟のように、アンディはオーウェンを躾けるのではなく、相談するように導いていたといいます。

アンディパパにおんぶされるオーウェン八歳




 2005年アンディは13人制ラグビーの華々しいキャリアから引退し、15人制ラグビーのクラブであるサラセンズでプレーするため当時13歳のオーウェンの「ウィガンを離れたくない」との大反対にもかかわらず一家でロンドンに移ります。

 生粋のラグビー少年だったオーウェンは17歳と11日でイングランドのプロのラグビー選手として最年少のデビューを果たします。この記録は翌年ジョージ・フォードによって塗り替えられるのですが、オーウェンのファンは気にせず当時最年少の記録を打ち立てた彼を誇りに思いましょう。アンディは2009年まで、オーウェンは2008年からサラセンズでプレーしていたので、当時二人はファレル姓のニックネームの”ファズ”で、アンディはファズ、オーウェンはリトル・ファズと呼ばれていたそうです。

 2009年に父アンディはプロラグビーから引退したので、以降オーウェンの方をファレルと呼びます。

 2010-11シーズンの間ファレルはベッドフォード・ブルーズ(その10年後にサラセンズのキャプテンとして運命の対峙をすることになる)にローン移籍しますが、同2010−11年シーズン中のサラセンズに戻ってきてプレミアシップラグビー(イングランドの15人制ラグビーの一部リーグ)の優勝に大きな貢献をしました。私の記憶が間違っていなければファレルはセンター&キッカーだったと思いますが、ソースが辿れないので話半分に聞いてください。

 2012年からファレルはイングランド代表になり、目覚ましい活躍をします。ポジションはセンターまたはフライハーフ(スタンドオフ)。ファレルのキックはイングランドの英雄、ジョニー・ウィルキンソンの指導の元世界トップクラスになります。

 ファレルは2013年以降、長期の休暇を取っていません。つまり、プレミアシップリーグ開幕→秋のテストマッチ→プレミアシップ→欧州6カ国対抗シックス・ネイションズ→プレミアシップ閉幕→夏のテストマッチまたはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ→プレミアシップ開幕→以下略。

 2013年 シックス・ネイションズアイルランド戦(イングランドラグビー協会公式)




 2014年のファレル(Independent紙)




 2015年イングランドは自国でのワールドカップ開催にもかかわらず予選プール敗退の屈辱を味わいます。このときのリアルタイムの状況は肌で感じていませんが、イングランドのチームがボロカスに言われたことは想像に難くありません。いや、本当にひどいから。たかだか日本のファンでさえ精神的に相当来ます。余談ですがアレックス・グッドがNECでプレーし7戦7敗でトップリーグ最下位となりましたが「イングランドでは負けたら聞くに堪えない悪口を言われるが日本は負けても叩かれない。気分を害さないようにするということなんだろう」・・・。グッドはNECでの負けが原因で叩かれていなかったそうです。良かった。(違う)

 2016年のファレル(European Professional Club Rugby公式)




 2017年シックス・ネイションズイタリア戦にて(イングランドラグビー協会公式)




 2016年、2017年のシックス・ネイションズで優勝、ファレルは2017年にイングランドの副キャプテン、2018年シックス・ネイションズのフランス戦でキャプテンになり、翌2019年のワールドカップでチームを準優勝に導きます。この時、準優勝でさえも「優勝できなかった」と叩かれたそうなのでイングランド民の暴言は凄まじいです。さすがにそれはお門違いじゃないかという悪口も聞きましたが、ホスト国民としてイングランド民のネガティブキャンペーンをしたくないので止めます。

 ファレルは2013年、2017年、2021年に栄えあるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのスコッドに選ばれ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカで6キャップを獲得しました。2017年はジョナサン・セクストンとのフライハーフ二人体制、見事なゴールキックは今見ても鳥肌ものです。

 2019年はファレルの栄光の年でしたが、2019-2020シーズンのさなか、所属クラブのサラセンズがサラリーキャップ違反という大スキャンダルを起こしました。他のチームもやっていたことはほぼ間違いないのですが(フォード、ヤングス、ダン・コール、ゲンジ、ジョニー・メイ、トゥイランギのメンツは絶対ルール外のことをしてるでしょうレスター・タイガースさん)、サラセンズは数年に渡る違反の上、ダミー会社と実体のない仕事を作って選手に報酬と称して金銭を提供するなど、特に悪質な違反をしたとして聴聞委員会に呼ばれました。

 最終的に聴聞会での全内容の公開または、実質2部リーグ降格を意味するマイナスポイント(-105ポイント)の二択を迫られ、サラセンズは降格を選びました。後ろめたいことをやっていたのが確定です。

 このときの世間一般は、ファレルは契約した以上のサラリーを受け取っていないと思っています。ラグビーの他にスポンサー契約が複数あって収入に事欠かないこと、何よりこの人は面倒な交渉よりグラウンドにいる方を選ぶイメージなので。

 2019-20シーズンのサラセンズの対戦成績を見るとすごいことになっています。試合の結果だけならプレーオフ出場の資格があるのに絶望的最下位。サラセンズファンは泣くしかありません。世間の非難轟々、選手は相当メンタルやられていただろうに...



 このスキャンダルは相当尾を引きそうでサラセンズ消滅の危機かと思いきや、それどころではない全英ロックダウンで世間はサラセンズなど構っていられなくなりプレイヤーたちも自宅待機を余儀なくされます。

 寿司のインスタがファレル含むイングランド代表で流行っていたのでホスト国民として寿司を気に入ってもらえて良かったという感想です。エリオット・デイリーはロックダウンが終わっても時々寿司をアップしていて大層気に入ってくれているようです。よかった。

 2020年秋、プロラグビーが再開になり、2020年シックス・ネイションズとそれに続くオータムネイションズの優勝、イングランド&ファレルファンは幸せでした...

 翌年2部リーグからの昇格にクラブ存続をかけたサラセンズ、チームキャプテンに就任したファレルのプレーは鬼気迫るものでした。プレーオフで対戦相手をアウェイの60対0で破り、ホームで57対15で昇格を決めました。

2部リーグ優勝を決めたサラセンズ ファレル(右端)と息子さん(中央)



 2021年はシックス・ネイションズ5位、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ南アフリカ遠征の1勝2敗など、ファレルとそのファンに受難の時代でもありました。

 ファレルは2021年秋のテストマッチで初戦のトンガ戦の10番を予定しながらもコロナ陽性判定(後に偽陽性と判明)でプレーできず。次戦の対オーストラリアで68分にくるぶしを怪我、最終戦のワールドカップの因縁の対決、南アフリカ戦は前日に怪我の手術を受けたので、入院中だったと思われます。

 ファレル受難の時代ですが、ファン一同、彼の復帰を待つ時間を一緒に耐えて頑張りましょう。


3. ファレルが大好きで仕方ないファンの皆様


ファレル大好きサラセンズファンの皆様のはしゃぎぶりをご紹介…しようと思いましたが、本当に濃厚な人たちは入会チェックがあるクローズドサークルにいるので差し支えなさそうな範囲で。

1.ファレル大好きな皆様

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでイトジェ以外今ひとつ調子の上がらないサラセンズ勢。
そこでとあるファンがアンケートをはじめました。

・次の南アフリカ戦、ファレルのポジションは?
A.10!
B.12?
C.スタメンにいるならどこでもいい
D. 控え

 ファンなのでセレクション外という選択肢がないのは良いとしましょう。しかし、「スタメンならどこでも」って何ですか!

 ファレルがプレーできるポジションを百も承知でネタ選択肢をぶち込んでくれる。ファレル愛あふれる、ファンの沈んだムードを笑いで吹き飛ばす素晴らしいアンケートをありがとう。これだからサラセンズファンは大好きです。
(スタメンならどこでもがそれなりの票数あったのでファレル本人には見せられないな…)

2.サラセンズ大好きな皆様

 2021-22シーズン、イングランドの一部リーグのプレミアシップの開幕初戦。相手は前年プール戦一位のブリストル・ベアーズ。屈辱の時を耐え、待ちに待った復帰。

 19:30からのアウェイ戦でしたが、前日から
「俺は12時半に現地入りするぜ!」
「13時○○分○○駅発だからスタジアムは15時半に」

1.いちいち現地入り時刻、さらには乗る列車まで宣言します?
2.到着時刻早すぎないですか?

 2戦目以降は宣言がなくなったので、復帰かつ開幕戦はよほど嬉しかったんでしょうね…

-日本におけるファレル・イングランド・サラセンズファン-

 日本でイングランドファンは正直なところマイナーです。サラセンズはなおのことです。なかなかお仲間が見つからず、家でイングランドのラグビーについて話したそうな顔をしていたら、鬱陶しいからツイッターに流しなさいといわれました。

 もしこやつから情報を引き出してやろうという方がいらっしゃいましたら ツイッターアカウント @RailRugby にリプを投げてください。ファレルに限らずイングランド・サラセンズのどのプレイヤー、過去・将来のどの試合も楽しくお話できると思います。

 以上拙い文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ラグビー(and rail)
(現在のアカウント名:ラグビー(rugby and rail))

Lennyの#ラグビー豆知識

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