109 藤島 大さん語録
① 名言編
ラグビー日本代表、早稲田などの指導者として実績を残した故・大西鐵之祐氏を描いた、藤島さんの著書『知と熱』より
コーチに最も必要な資質とは。大西に問うてみた。即答だった。
『そこにいる人間を愛する能力だ。』
聴覚障害のある早稲田大学の岸野選手を評して
岸野 楓。聞こえない、だからこそ心を澄ます。
2019年ワールドカップの釜石開催を受けて
富士鉄釜石を経て新日鉄釜石。そして現在の釜石シーウェイブスへ。釜石という街の地底には、マグマのように、静かにラグビーの熱が渦巻いている。それが釜石の凄さであると思う。
サンウルブズのスーパーラグビー撤退を受けて
たとえ、次のシーズンを最後にスーパーラグビーから外されようとも、そこまでの残り時間は『未来』だ。
最後のトップリーグ、パナソニック優勝後
慌てず焦らず規律を守る。そこに激しさを持つ。そのふたつが並び立っている。これがこのチームの一番の強さだ。
アスリートはコロナ禍をどう乗り越えれば良いか?と問われ
初めての状況だからこそ、初めての能力が引き出される。
学生ラグビーとは?と問われ
大学当局でも、監督でも、OB会でもなく、4年部員のものなのだ。黒黄のジャージ(慶應)のフランカーがそのことを確かめさせてくれた。
初めて見た人がずっと見てきた人と同じことを感じる。それを実力と呼ぶ。
賢い選手はケガをして戻ってくると、前より賢くなる。
② ワールドカップ編
2019ワールドカップ直前、雑誌Number桜の出陣より
開催国代表は依然として挑む側である。されど枠の外ではない。勝ち進んで不思議なし。敗退に沈めばひどい落胆に襲われる。そこにいるのがうれしい。
2019ワールドカップ総括
ワンチームとは、一色に染まるという意味ではない。むしろ逆。ひとつを信じるから、個の違いを認め合って、多彩でありながら、ひとつになれるのだ。
試合の途中、トンプソン・ルークを日本ラグビーの誇りと感じた。試合後、そうではない、トンプソン・ルークは、ラグビーを知ってしまった者の自慢なのだ。
日本のラグビーは桜の開花を絶やしてはならない。次の100年も、その次の100年も、カリフラワーの耳たぶは愛され、そして、尊敬されるべきなのだ。
2019ワールドカップが日本に残したレガシ-(遺産)は?と問われ
それは『記憶』でしょう。
2015ワールドカップ日本vサモア、南アフリカファンが日の丸鉢巻きをしているのを見て
ああやって精神の均衡を保っているんですね。
ワールドカップの魅力を問われ
地方開催地で、中堅国同士が試合をする。この雰囲気が良いんです。
その他
観客がよく飲む。これもラグビーの文化なのだ。
2011年大会ワイカトの25000人のスタジアムで消費されたビールは10万8000缶、ポテトフライはアフリカ象6頭分。
③ ラグビーの魅力編
ラグビーは『人間ひとりずつの違い』に大変に寛容なのだ。だから、この素敵なスポーツは『文学』にも値する。文学すなわち、『言葉によって表現される芸術作品』である。
いくら陳腐とからかわれても書きたい。愛と誠。それなしに挑む側の歓喜は訪れない。ラグビーとは愛と誠なのだ。
芝の上では骨きしませる激突が連続する。だからこそ、そこに自律と倫理が求められてきた。『してよいこと』と『してはならないこと』の峻別と実践にこの競技の価値はある。ラグビーはずっとそうだったし、これからもそうであらねばならない。
容赦のない身体の衝突、困難より逃げぬ心のあり方、メカニズムを追求する知性。スクラムにこそラグビーの精神性は凝縮している。
ラグビーは(チームの)勝敗は決してても、個々の勝負があるから感動できる。
ラグビーは試合の中に小さな試合がたくさんある。
『勝つためのラグビーはこうだ』が早稲田のラグビー、『ラグビーとはこういうものだ』が明治のラグビー。
ラグビーは引き分けに価値がある。
選手やチームの物語を知るほど、ラグビーの試合が面白くなる。
ラグビーは子供や同好会、どんなカテゴリーの試合を見ても良いものです。
ラグビーは、例え残り時間わずかで50対0でも、勝っている方も負けている方も手を抜かないし、絶対に諦めないから勝負が決まっていても感動がある。
ラグビーで一番美しい姿は、トライの時ではなく倒されてもまた立ち上がる瞬間だ。
④ 選手評・うんちく編
故・平尾誠二氏
噛み付きそうな少年のオーラ」
あれは平尾の時代ではない。平尾が時代だった。
恵まれて華やかなのに、ほんの少し、さみしそうでもあった。そう、ヒーローは悲しみを忍ばせてこそヒーローなのだ。
Mr・ラグビーとみんな呼ぶんですけど、何かを象徴するような人ではなく、平尾誠二という人がいた。栄光の当事者でありながら豪胆なところがない。
田村優
英雄でありマエストロ
引退する福岡堅樹
充実の現在、満々の未来
布巻峻介
チームバスの最後列に当たり前のごとく座る男
2019ワールドカップ初戦の姫野和樹
芝の上の計30人において最高の『突破者』
堀江翔太
日本列島で1番チェストパスが上手いラグビープレーヤー
真壁伸弥
ラグビーをやっていて、趣味がウィスキーと散歩。幸せな人生を送るうえで重要なものの全てが揃っている。
うんちくいろいろ
(パナソニック)坂手選手が(ワールドカップ後の)パレードの時に『結婚してっ!』てプラカード見つけて喜んでたら、サラリーマン5人組だった。
(サントリー)江見君をラグビーに誘ったのは、学習院高等科の(あいうえお順だから)後ろの席だった大野君らしい。
ダン・カーターがブルーズに移籍することになったとき、カーターのお父さんが『クルセイダーズと対戦する時は息子を応援しない』と言った。
フランカーの顔は履歴書
ロックは乱闘に1番に駆けつける
ウィングとは自信の動物
ラグビーのこと好きそうな背中
先月弟さんが結婚した
お母さんがリウマチで入院して応援に来られなかった
開催国代表は依然として挑む側である。されど枠の外ではない。勝ち進んで不思議なし。敗退に沈めばひどい落胆に襲われる。そこにいるのがうれしい。
ワンチームとは、一色に染まるという意味ではない。むしろ逆。ひとつを信じるから、個の違いを認め合って、多彩でありながら、ひとつになれるのだ。
試合の途中、トンプソン・ルークを日本ラグビーの誇りと感じた。試合後、そうではない、トンプソン・ルークは、ラグビーを知ってしまった者の自慢なのだ。
日本のラグビーは桜の開花を絶やしてはならない。次の100年も、その次の100年も、カリフラワーの耳たぶは愛され、そして、尊敬されるべきなのだ。
それは『記憶』でしょう。
ああやって精神の均衡を保っているんですね。
地方開催地で、中堅国同士が試合をする。この雰囲気が良いんです。
観客がよく飲む。これもラグビーの文化なのだ。
2011年大会ワイカトの25000人のスタジアムで消費されたビールは10万8000缶、ポテトフライはアフリカ象6頭分。
③ ラグビーの魅力編
ラグビーは『人間ひとりずつの違い』に大変に寛容なのだ。だから、この素敵なスポーツは『文学』にも値する。文学すなわち、『言葉によって表現される芸術作品』である。
いくら陳腐とからかわれても書きたい。愛と誠。それなしに挑む側の歓喜は訪れない。ラグビーとは愛と誠なのだ。
芝の上では骨きしませる激突が連続する。だからこそ、そこに自律と倫理が求められてきた。『してよいこと』と『してはならないこと』の峻別と実践にこの競技の価値はある。ラグビーはずっとそうだったし、これからもそうであらねばならない。
容赦のない身体の衝突、困難より逃げぬ心のあり方、メカニズムを追求する知性。スクラムにこそラグビーの精神性は凝縮している。
ラグビーは(チームの)勝敗は決してても、個々の勝負があるから感動できる。
ラグビーは試合の中に小さな試合がたくさんある。
『勝つためのラグビーはこうだ』が早稲田のラグビー、『ラグビーとはこういうものだ』が明治のラグビー。
ラグビーは引き分けに価値がある。
選手やチームの物語を知るほど、ラグビーの試合が面白くなる。
ラグビーは子供や同好会、どんなカテゴリーの試合を見ても良いものです。
ラグビーは、例え残り時間わずかで50対0でも、勝っている方も負けている方も手を抜かないし、絶対に諦めないから勝負が決まっていても感動がある。
ラグビーで一番美しい姿は、トライの時ではなく倒されてもまた立ち上がる瞬間だ。
④ 選手評・うんちく編
故・平尾誠二氏
噛み付きそうな少年のオーラ」
あれは平尾の時代ではない。平尾が時代だった。
恵まれて華やかなのに、ほんの少し、さみしそうでもあった。そう、ヒーローは悲しみを忍ばせてこそヒーローなのだ。
Mr・ラグビーとみんな呼ぶんですけど、何かを象徴するような人ではなく、平尾誠二という人がいた。栄光の当事者でありながら豪胆なところがない。
田村優
英雄でありマエストロ
引退する福岡堅樹
充実の現在、満々の未来
布巻峻介
チームバスの最後列に当たり前のごとく座る男
2019ワールドカップ初戦の姫野和樹
芝の上の計30人において最高の『突破者』
堀江翔太
日本列島で1番チェストパスが上手いラグビープレーヤー
真壁伸弥
ラグビーをやっていて、趣味がウィスキーと散歩。幸せな人生を送るうえで重要なものの全てが揃っている。
うんちくいろいろ
(パナソニック)坂手選手が(ワールドカップ後の)パレードの時に『結婚してっ!』てプラカード見つけて喜んでたら、サラリーマン5人組だった。
(サントリー)江見君をラグビーに誘ったのは、学習院高等科の(あいうえお順だから)後ろの席だった大野君らしい。
ダン・カーターがブルーズに移籍することになったとき、カーターのお父さんが『クルセイダーズと対戦する時は息子を応援しない』と言った。
フランカーの顔は履歴書
ロックは乱闘に1番に駆けつける
ウィングとは自信の動物
ラグビーのこと好きそうな背中
先月弟さんが結婚した
お母さんがリウマチで入院して応援に来られなかった
噛み付きそうな少年のオーラ」
あれは平尾の時代ではない。平尾が時代だった。
恵まれて華やかなのに、ほんの少し、さみしそうでもあった。そう、ヒーローは悲しみを忍ばせてこそヒーローなのだ。
Mr・ラグビーとみんな呼ぶんですけど、何かを象徴するような人ではなく、平尾誠二という人がいた。栄光の当事者でありながら豪胆なところがない。
英雄でありマエストロ
充実の現在、満々の未来
チームバスの最後列に当たり前のごとく座る男
芝の上の計30人において最高の『突破者』
日本列島で1番チェストパスが上手いラグビープレーヤー
ラグビーをやっていて、趣味がウィスキーと散歩。幸せな人生を送るうえで重要なものの全てが揃っている。
(パナソニック)坂手選手が(ワールドカップ後の)パレードの時に『結婚してっ!』てプラカード見つけて喜んでたら、サラリーマン5人組だった。
(サントリー)江見君をラグビーに誘ったのは、学習院高等科の(あいうえお順だから)後ろの席だった大野君らしい。
ダン・カーターがブルーズに移籍することになったとき、カーターのお父さんが『クルセイダーズと対戦する時は息子を応援しない』と言った。
フランカーの顔は履歴書
ロックは乱闘に1番に駆けつける
ウィングとは自信の動物
ラグビーのこと好きそうな背中
先月弟さんが結婚した
お母さんがリウマチで入院して応援に来られなかった